健康 9月24日~30日は『結核予防週間』です「高齢者結核は早期発見・早期治療が大切です」

豊岡健康福祉事務所(保健所)管内では、過去5年間(令和2年~令和6年)の新たな結核患者は41人で、そのうち30人(73.2%)が80歳以上の高齢者でした。
80歳以上の高齢者は結核がまん延していた時代に感染し、約5~6割が結核菌に感染していると言われています。
結核菌に感染しても必ず発病するとは限りませんが、加齢や糖尿病等の基礎疾患の悪化等に伴い免疫力が低下したときに、結核を発病しやすくなります。
高齢者は咳や痰など結核の特徴的な症状が出にくく、気づかないうちに進行することがあります。結核は早期に発見することで重症化を防ぎ、大切な家族や友人等への感染を防ぐことができます。
65歳以上の方は症状がなくても健診やかかりつけ医で年1回は胸部エックス線検査を受けましょう。また食欲の低下や体重減少、なんとなく元気がない、微熱等の症状が長引くときは早めに医療機関を受診することが、結核の早期発見につながります。

問合せ:豊岡健康福祉事務所
【電話】(0796)26-3660