くらし おうえんします。うだぢから

※「うだぢから」については、本紙またはPDF版をご覧ください。

(1)かき餅作りと初えびす
~おおうだ南部地域まち協~
~宇陀松山まち協~
おおうだ南部地域まち協では、「清流米」を使った「かき餅作り」を行いました。カヤの実、赤エビ、三温糖、ゴマなどの具を入れた色とりどりのかき餅、もち米のほんのり甘い懐かしい素朴な味です。オーブントースターで焼いて、そのまま食べるのが、一番美味しいという方がほとんどです。皆さんのお好みの食べ方は何でしょうか。焼く、揚げるなど、色々な楽しみ方があります。かき餅作りを通して、故郷のなつかしい味を継承していきます。
宇陀松山まち協が地域の活性化・振興として共催しています宇陀松山初えびすで、市民ブースに大和当帰入りチヂミと温かい飲み物で出店しました。スタッフも腕を磨いて、おいしさを追求、外はカリッと、中はモッチリ、お参りに来られる方々に温まってもらえればとの思いを込めて、チヂミを提供するとともに、地域のにぎわいを盛り上げていくことを目指して取り組んでいます。

(2)ふるさと歴史探訪、中世の内牧地域を知る
~内牧地域まち協~
2月9日、たかぎふるさと館で「ふるさと歴史探訪、内牧の里を訪ねて」と題した歴史講演を開催し、自治会長や住民の方73人が参加しました。
講師は市の歴史に詳しい柳澤一宏さん(元文化財課職員)です。中世に力を持っていた豪族の城や地域の大字名の由来など、自分たちが住んでいる場所の歴史や領主たちがどのような戦いをしてきたのか。そして何を守ったのかなど、わかり易くお話をしていただきました。
内牧地域には10自治会がありますが、平安時代や戦国時代からの地名が多く残っています。市内の地名は中世の城主の名前が大字名として現在まで残り、自治会の名称となっているのがよくわかりました。
また、市内には約80の山城(土の城)があり、秋山城(宇陀松山城)、澤城、芳野城は有名です。内牧地域にも5つの城があり、「檜牧城」は檜牧氏、「諸木野城」は諸木野氏、「赤埴城、赤埴峯城、赤埴下志明(げしも)城」は赤埴氏が城主をしていました。
特に興味深かったのが、江戸中期の赤穂事件の浪士の一人、赤埴源蔵重賢(しげかた)が宇陀の赤埴一族の可能性があることです。自分たちの地域の話に興味を持たれた方も多く、最後に複数の方から質問がありました。
赤埴氏一族は、後醍醐天皇に仕えていたとの記録もあり、赤穂浪士とのつながりが分かれば、内牧地域により興味を持ってもらえる方も増えるのではないかと楽しみです。

(3)龍王ヶ渕の葦(あし)焼き
~向渕地区まち協~
1月18日、室生向渕地区南部にある龍王ヶ渕で、「葦焼き」を行いました。
この葦焼きを実施するにあたり、昨年の12月に、まち協、自治会、向友会、土地関係者の約30人が集まり、龍王ヶ渕周辺に生い茂る「葦」を刈り取る作業をしました。
昨年の葦焼きは天候の影響で火付きが悪く苦労しましたが、今年は天気に恵まれ順調に燃え広がりました。
また、消防団にも協力していただき、火災予防に対応しながら約2時間の作業を無事に終える事ができました。
この日、訪れた観光客は「こんなに近くで見るのは初めて。すごいです!」と言いながら情景に見入られ、また事前に情報を得て来られた方など、皆さん熱心にカメラのシャッターを切っていました。
この葦焼きは病害虫の駆除や湿地の保全などの効果があり、美しい景観を維持していく大切な作業だと考え維持継続を目指しています。
龍王ケ渕へお越しの際には、ゴミの持ち帰りなどマナーを守っていただき、美しい風景を楽しんでください。

問合せ:政策推進課