くらし [人権コラム]NO WAR(戦争反対)

2022年6月号の人権コラムに次のような文章が掲載されています。
「6月23日は、沖縄慰霊の日です。この日は沖縄戦で犠牲になった人々に祈りを捧げ、平和を願う沖縄県の休日です。毎年、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で『沖縄全戦没者追悼式』が開催されます。
第二次世界大戦の末期、沖縄では日本で唯一地上戦が行われ、約3ケ月の間に住民の4人に1人、アメリカ兵や日本兵を含めると、20万人以上の人たちが、命を落としました。何の罪もない多くのお年寄りや子ども、女性が犠牲になり、生き残った人々も大きな苦しみを 背負うことになったのです。
その77年後の今年(2022年)、またも戦争によって多くの犠牲者が生まれることになってしまいました。ロシア軍のウクライナ侵攻です。(中略)」
そして、最後に、「『NO WAR(戦争反対)』の声は挙げ続けていけるのではないでしょうか」と締めくくられています。
以降、3年がたった今年(2025年)になり、この文章作成時(4月)現在、「停戦交渉」という言葉は聞こえてきていますが、まだまだ予断を許さない状況です。
改めて、「『NO WAR(戦争反対)』の声を挙げ続けていかないといけない」と強く思わされます。
そんな中、先日、「『台湾有事』を念頭に沖縄離島からの避難計画を初公表」という報道が流れました。
沖縄の先島諸島の5市町村からの避難計画では、自衛隊や海上保安庁の船舶や民間のフェリー、それに航空機を使って、1日2万人の輸送力を確保し、住民らおよそ12万人を6日程度で避難させ、九州や山口県の合わせて32の市や町で受け入れるというものです。
有事に備えることは、必要なことです。自分たちの命を守ることに繋がりますから、欠かせないことです。
ただ、その有事が戦争でないことを祈ります。
最後に、改めて、みんなで、『NO WAR(戦争反対)』の声を挙げ続けていきましょう。

問合せ:教育総務課
【電話】0745-44-2210