- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県三宅町
- 広報紙名 : 広報みやけ 令和7年8月号
先日、『はだしのゲンが伝えたいこと』という動画を見ました。この動画では、漫画家・中沢啓治さんが、『はだしのゲン』のストーリーの元になった広島での被爆体験を自ら語られています。
とても穏やかな表情で語られているその中身は、聞いているだけでも恐ろしくなってくるようなすさまじいものでした。全身が焼けただれ、ガラスが突き刺さっている人々の一団の話。夜になって、ワンワンワンとうるさい声が聞こえてきて眠れなかったこと。そして、その声をよく聞いてみると、畑の方からの「水―っ、水―っ」と訴えている人々の大合唱だったこと。街中にたくさんあった防火水槽のどれもが死体で埋まっていたこと。などなど、改めて原爆の恐ろしさを強烈に感じさせられました。
今年も、暑い夏とともに、8月6日(広島原爆忌)、9日(長崎原爆忌)、そして、15日(終戦記念日)がやってきます。今年で戦後80年になります。
1945年8月に投下された原爆により、同年末までに広島で約14万人、長崎で約7万4千人の命が奪われました。それから80年の年月が経ちました。厚生労働省によると、昨年3月末時点で「被爆者健康手帳」を持つ被爆者(10万6825人)の平均年齢は85.58歳になるそうです。
この間に、長きにわたって核兵器廃絶に取り組まれてきた方々がいらっしゃいます。
昨年(2024年)、ノーベル平和賞を日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が受賞されました。被爆者の立場から核兵器廃絶を訴えてきた日本被団協です。核兵器のない世界を実現するための努力と核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示されてきたことが、その受賞理由となったそうです。
被団協事務局長の木戸季市さんは「世界に強く訴えたいことは、紛争をなくすために必要なのは武力ではなく対話だということ。そして世界はそちらのほうに向かっていると強く感じています」と話されています。
世界で唯一の被爆国である日本が、世界の国々に向けて核兵器廃絶を訴え続けることがとても重要です。同時に、私たち一人一人が、この核兵器の恐ろしさを知り、忘れないことが大切なのではないでしょうか。
問合せ:教育総務課
【電話】0745-44-2210