くらし 令和6年 第4回 下北山村議会12月定例会を開催(2)

■質問者 平井 清議員
▽働き盛りの村民に対する生活習慣病への取り組みについて
日々健康で生き生きと生活する。年齢を重ねても病気しらずで、健康寿命を延ばすことは、どの年代の社会人においても大切で誰もが願っていると思います。
本村に於いては社会教育に於いて単発的なスポーツイベント、保健福祉においては平日の日中実施のヨガ教室やウォーキングなどが行われていますが、平日お勤めをもつ村民に対する健康増進を図る機会作りが弱いと感じています。
慢性疾患が始まる40歳から60歳未満の働き盛りの本村での人口は188人の23.4%の割合です。将来の高齢者ともいえるこの世代の働き盛りの中間世代への健康づくり対策の現状、そして今後の対応についてどのようにお考えなのかお尋ねします。

答え:保健福祉課長
これまで夜間実施のヨガ教室等の開催も行っていましたが、コロナ禍もあり保健事業が減り、実施できる平日昼間開催の事業を工夫して効果的な健康づくりに取り組んで頂けるよう実施しておりました。しかし、どうしても9割方女性、高齢者が多く、開催した夜ヨガ教室も男性の参加者が少ない状況です。
令和3年度の本村の健康寿命を見ると男女とも、県内での健康寿命は短く、ガンや循環器疾患による死亡が多いと示されています。特に79歳以下でのガンや循環器疾患による死亡が多いことが挙げられています。以上のことから働き世代へのガン検診の受診や精密検査の受診推奨等各年代のライフステージに応じた運動教室や料理教室等を実施していきたいと思っています。また次年度について働き世代が対象の夜に開催する教室や、男性向けの夜ヨガ教室の実施を検討しています。
また、ご提案を頂いたフィットネス等の機器の設置については、村民のニーズ調査を実施し、課題を検討協議していきたいと思っています。

質問:運動をする良い機会として村民体育祭を開催する考えはありませんか。

答え:教育次長
過去に実施していた村民体育祭については、参加人数の減少があり行わないこととしてきました。
開催ニーズが増えてくる状況がありましたら再度検討したいと考えています。

答え:村長
あらゆる世代の方が関心をもって、健康づくりを進めていくことは大変大事だと認識しています。
奈良県では地域総合スポーツクラブの設置を各市町村に指導しております。そういった中で若い方もお年寄りの方も、色んなスポーツとか健康づくりに、参加できる仕組みを作っていくことができないかと、これからではありますが考えていきたいと思っています。

■質問者 辻之内 勇議員
▽里道、水路(法定外公共物)の管理について
質問:法定外公共物の里道、水路等は平成17年3月31日までに国から譲渡され、現在は市町村が管理しています。また、本村では地籍調査により集落内の里道、水路については正確な測量が行われていることも承知しています。
しかし一部、現地に現況が無く、地籍測量図で確認しないと里道、水路の位置や規模がわからない現況となっていることや、村が管理しているにもかかわらず、私有地に隣接する里道、水路を私物化し利用していたり、中には形状を変えてしまっている場所もあり、問題視している住民がいることも承知しています。
今後の村の里道、水路の適正な管理について、どのようにお考えで対処していくのかお尋ねします。

答え:農林建設課長
地積測量時に立てた杭が無くなっているところもあり、分かりにくい場所もあると思いますので、問い合わせがあれば測量したデータがありますので、現地で確認し対応させて頂きます。また制度では里道、水路としての用途及び目的を既に失っており、また将来にわたっても公共の用に供する必要がない場合は、近隣住民や地区区長の意見を伺い、払い下げすることが可能となっており、現地を確認し対応させて頂きたいと思います。