- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県下北山村
- 広報紙名 : 広報下北山 2025年4月号
令和7年度の主な事業としましては
■1 森と生きる「仕事づくり、ものづくり、ひとづくり」関連では
◆持続可能な森林づくりとして
○放置された森林を解消し災害に強く、長期的かつ持続的な森林経営管理を目指すため、村による民有林の「森林経営管理事業」を引き続き進めていきます。その財源として、国の森林環境譲与税や県の森林環境税等を活用します。そして、その中で自伐型林業の担い手である地域おこし協力隊の卒業生等、今後の林業分野における担い手の育成にも配慮していきます。
○林産加工施設については、本村の林業振興の拠点施設として、林産物の利用促進と雇用の場の確保を図るとともに、今後予定される公共施設の建設等の木質化も推進し、村内で素材から加工までの一連の流れを全て完結する6次産業化を引き続き目指し、継続した管理運営を指定管理者と協力して進めます。
◆きなりブランドの研究開発として
○「一般社団法人下北山つちのこパーク」が、地域で生産された材料を活用した商品開発を行っている他、高齢化が進む生産者支援と事業継承に向けた体制づくりに取り組んでいきます。
◆起業・就業支援として
○旧南都銀行職員宿舎を改修した「シェアハウスこのま」の利用促進を図り、シェアハウス利用者と地域事業者とを繋いで、担い手不足の解消を図ります。
○また、BIYORIにつきましては、引き続きテレワークやワーケーション等への促進を図り、関係人口や人の流れを通じて利用促進と村内起業等へのアプローチを進めていきます。
■2 森に遊ぶ「もてなし、ふれあい、感動づくり」関連では
◆交流関係人口の拡大として
○観光拠点である下北山スポーツ公園は、国道169号の通行止めによる影響やキャンプブームの下火により、来訪客の減少が続いておりますが、関係団体等と連携して引き続き誘客に努めるとともに、全国で道の駅の運営に携わっている専門家の方を招聘し経営改善を進めていきます。
○下北山スポーツ公園を「道の駅」として整備するため、令和6年度に策定した基本計画に基づき、旧JAショップなどの整備に取り組んでいきます。
○サッカー合宿については、引き続き以前からご利用を頂いているチームへの働き掛けやJ3奈良クラブのキャンプ誘致や奈良クラブを通じた村の情報発信を連携して実施していきます。
○キャンプ場については、管理棟の整備や予約方法の改善による効率化、SNSの発信による利用促進などに努めると同時に、利用者の滞在時間の延伸並びに年間を通じた集客に努めていきます。併せて、老朽化した施設の改修等も進めていきます。
○関係人口の取り組みについては、東京の学生団体「まとい」や奈良女子大学が継続的な活動をしてくれており、引き続き団体や個人の方々と下北山村との関わり作りに取り組んでいきます。
○ふるさと納税の返礼品基準が大幅に変更になったことに伴い、納税額の減収が予想されるため、村内事業者と連携しながら新たな返礼品開発を進めるとともに、ふるさと納税業務の強化とポータルサイトの活用により応援者へのアプローチを図っていきます。また、クラウドファンディング型ふるさと納税や企業版ふるさと納税についても促進を図っていきます。