- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県下北山村
- 広報紙名 : 広報下北山 2025年4月号
■3 森で育む「子どもの笑顔と、きなりライフ」関連では
◆関係人口を始めとする定住・転入の促進として
○空き家コンシェルジュと連携を図りながら、空き家の利活用の促進を図ります。また、きめ細やかな情報が空き家所有者や移住希望者に届くよう移住希望者への物件情報をサイトにより紹介していきます。また、補助制度(整備及び取得等)を引き続き実施し、空き家の活用を通した空き家解消と定住促進に取り組みます。
○遊休施設となっていた旧保育所については、「一般社団法人下北山つちのこパーク」と「奈良国立大学機構奈良女子大学」のエクステンションセンターが引き続き事務所を構えていることから、今後も施設を活用した催しや学生による交流を促進させ、地域活性化に努めていきます。
○移住交流体験施設「むらんち」の利用促進と、下北山村の暮らしと関わりを届けるポータルサイト「きなりと」の情報発信を通じて、移住促進及び関係人口の創出を引き続き継続していきます。
○地域住民の方々に生き生きと過ごしていただくために、スポーツなどによる健康促進を図っていきます。昨年度に引き続き奈良クラブによるサッカー教室やトレイルランニングのイベントを実施するとともに、プロ選手によるバスケットボール教室や現役プロレスラーによる健康体操教室を実施します。
◆新しい時代の流れを力にする関連では
○下北山村の魅力等の情報発信については、引き続きフェイスブック及びインスタグラム等、SNSなどを活用するとともに関係団体(スポーツ公園及びつちのこパーク)と連携して情報発信に努めていきます。また、テレビや新聞などのメディア取材を積極的に受け入れ、村の魅力を村外に伝え認知を高めていきます。
○デジタル通貨を活用したプレミアム商品券の発行を実験的に実施し、今後デジタル技術を活用した効率的で効果的な事業を検討していきます。
◆結婚・出産・子育てを地域で支える支援として
○一般不妊治療に加え生殖補助医療、及び不育症治療を受けている方への補助を継続実施し、出産を希望する夫婦を支援します。
○妊娠期から出産・子育てまで一貫した身近な相談に応じ、様々なニーズに応じた必要な支援に繋げる伴走型の相談支援を充実し、経済的支援も一体とした、妊婦のための支援給付金を継続実施します。
○子育てに係る経済的負担の軽減を図るため、赤ちゃん誕生祝い金を始め、2歳までの乳幼児の紙おむつ購入助成及び6歳未満の乳幼児を養育している方へのチャイルドシート購入助成を継続実施します。
○母子保健事業については、乳幼児健診、妊婦健診、一か月母子健診及び新生児聴覚検査費用の助成を引き続き実施し、育児サークル及び育児相談会を開催し、育児中の保護者同士の情報交換の場を提供し、育児不安等の軽減に努めます。
○保育所の運営については、今年4月の予定では園児数が22人前後となります。引き続き園児の安全、保護者の方が安心できる保育を実施します。
◆暮らしやすい安心できるきなりの郷づくりとして
○戸籍システム関係では、令和6年度から引き続き戸籍等に氏名の振り仮名を記載し、その振り仮名について確認を行う通知書を作成する予算また戸籍システムの標準化対応に向けた予算を計上しています。
○健康管理事業では、毎年実施している総合健診やがん検診などの受診率向上に向け、広報等を活用した積極的な働きかけに努めます。また、健診は受けた後が重要なため、個別指導や受診勧奨に努め、早期発見・早期治療に繋げます。
○心の健康相談を継続的に開催して、精神的なサポート体制を維持すると共に、各種予防接種等を引き続き実施し、村民の皆様方の健康管理に努めます。
○高齢者福祉事業では、老人クラブ活動の支援を行い、老人クラブの見守り事業や民生児童委員の訪問活動、社会福祉協議会の訪問介護(予防)事業を強化し、高齢者(一人暮らし高齢者)の安否・見守り活動に努め、安心して生活できる環境づくりに努めます。
○獣害対策では、今年度「クマ被害未然防止対策事業」を行います。主に集落内の放任果樹の伐採を実施します。また「有害獣防除柵設置補助金」及び「獣害対策奨励補助金」を継続するとともに、担い手不足の対策として「猟銃免許取得補助金」も継続します。
○安全な道づくりでは、村道池郷線及び村道前鬼釈迦線の災害防除工事の継続を実施します。併せて、インフラ整備として橋梁長寿命化修繕計画の策定及び橋梁点検業務、池郷橋の補修工事を実施します。また、国道169号「前鬼~上池原」間の道路整備に伴い、補償費用にて前鬼口バス停・公衆トイレの撤去費用を計上しています。