くらし 迎春

■市長 三浦 源吾
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては、輝かしい新春を穏やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
旧年中は、市政運営に対しまして、格段のご理解とご支援を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、老朽化と耐震不足により喫緊の課題となっていた新庁舎への移転が完了したほか、市制施行70周年による数々の記念事業を大変多くの皆様にご協力いただき実施することができ、活気にあふれた1年となりました。
そして、本年9月には、日高港工業団地内に建設中の和歌山御坊バイオマス発電所が運転開始する予定となっており、地域経済への波及に加え、日高港の利用促進、活性化が大いに期待されているところです。
他方、本市のみならず多くの自治体において、少子高齢化や人口減少への対応が急務となっています。
本市では、雇用創出や移住・定住の促進、子育てしやすい環境を整えるなど、人口減少の抑制を図るとともに、地域コミュニティや公共交通の維持に努めてまいりたいと考えております。
また昨年は、石川県能登半島において、元日に発生した地震や9月の台風10号による大雨被害に加え、宮崎県日向灘で発生した地震により南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されるなど、自然災害の猛威に触れた年になりました。
本市においては、災害による犠牲者ゼロを掲げ、各種団体の皆様にもご協力いただきながら、災害時に市民の皆様の大切な生命と財産をしっかり守ることができるよう、防災・減災対策に全力で取り組んでいるところです。
今年度の市制施行70周年を契機として、より一層、市民協働による新たな価値の創造と、持続可能なまちづくりを推進し、市民の皆様が笑顔で暮らすことのできるまちづくりに全身全霊で取り組んでまいる所存であります。
本年は「乙巳(きのとみ)」です。「乙」は広がっていく美しい草花、「巳」は草木が極限まで成長した状態を表し、「乙」と「巳」が合わさる令和7年は、これからの成長をさらに安定したものへと育てていく年になると言われています。
私たちの「ふるさと御坊」が将来にわたり、耀き続けることができるよう、引き続き、本市行政にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
結びになりましたが、本年が皆様にとりまして、夢と希望に満ちた1年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

■市議会議長 山本 清司
新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、健やかに新春をお迎えになられたことと心よりお慶び申し上げます。
平素は私たち市議会の活動にご理解、ご協力をいただいておりますことを心より御礼申し上げます。
昨年は市制施行七十周年の節目の年でもあり、様々なイベントが開催されました。我々御坊市議会も「子ども議会」を開催し、新しい議場で未来の御坊市を担ってくれる子供たちの堂々かつ真摯な姿に喜びと安心を感じたところでございます。
また、全国的に一年を通して災害の多い年でございました。昨年元日に起きた能登半島地震も皆様のご記憶に新しいことかと存じます。市民の命と財産を守ることは行政の責務であり、我々御坊市議会も議員の立場から、国に対して、六月と九月に防災対策に関しての意見書を提出いたしました。近年の災害状況から、防災対策は、一刻を争う猶予のないところまで来ており、最優先課題と考えております。
また、令和に入り、社会情勢が目まぐるしく変化しております。その中で限られた予算が効率的かつ効果的な運用であるかを判断、監視し、持続可能な財政運営が図られるよう市民の代表として、住民目線で今後も注視してまいりたいと考えております。
まちづくりの主役は、市民の皆様方です。皆様のお声に耳を傾け、その声を市の行政に届けるのが私たち議員の役割でございます。本年もより一層、その職責を果たし、多くの皆様方の市民福祉と生活向上に寄与する所存でございます。
今年の干支は「乙巳(きのとみ)」でございます。これまでの努力が実を結ぶ縁起の良い年となりますよう心よりお祈り申しあげ、新年のご挨拶とさせていただきます。