くらし 防災特集 みんなで守る命と暮らし~自助・共助で強い地域へ~(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県御坊市
- 広報紙名 : 広報ごぼう 令和7年11月号 No.537
大規模災害では行政の支援到着まで時間がかかるため、自分を守る「自助」と地域で助け合う「共助」が重要です。救助の約8割は自助・共助によるとされます。
日頃から避難経路の確認、非常持ち出し袋の準備、家具固定、近所付き合い、自主防災組織の活動参加で助け合い体制を整えることなどが命と暮らしを守ることに繋がります。
家庭や地域でできる地震対策について考えてみましょう。
■能登半島地震から学ぶ「命と暮らしを守る備え」
令和6年1月1日に発生した能登半島地震において、石川県輪島市ではストーブ・コンロ等の転倒による火災、電気復旧時に通電火災が発生し、市街地一帯に延焼しました。また、犠牲者のうち家屋の倒壊や家具の転倒による圧死の割合が高く、家具の下敷きになり逃げ遅れたことで、家屋倒壊に巻き込まれた方もいました。
改めて地震への備えの重要性が明らかになりました。
▽自分でできる「自助」の取り組み
感震ブレーカーの設置や家具の固定は自分でできる有効な地震対策の一つです。今一度お住いの確認をお願いします。
▽コミュニティによる「共助」の取り組み
能登町鵜川地区では、地震によって数多くの家屋が倒壊し、生き埋めになった住民も出ましたが、住民同士で助け合いながら全員を救出しました。いざという時に、住民が結束して対応した共助の成果です。
■「自分の身は自分で守る」~自宅でできる防災対策~
※図は本紙をご覧ください。
▽非常用持ち出し袋の準備・確認(→図(1))
備蓄品は1日分以上(できれば3日分)を非常用持ち出し袋に
入れて準備してください。ご自身で必要な物を考えましょう。
(例:飲料水、食料、モバイルバッテリー、お薬(手帳)等)
▽備蓄の見直し(→図(2))
ご家庭で備蓄の見直しを行いましょう。備蓄の方法として、ローリングストック法があります。ローリングストック法とは、備蓄品を定期的に食べて、食べた分を買い足し備蓄していく方法です。
※御坊市では、各家庭で7日分の備蓄を推奨しています。一人当たり、水(飲料水・調理用)が1日3リットルとして21リットル、食料は1日3食で21食分が必要です。
▽避難場所や避難経路の確認(→図(3))
御坊市ハザードマップで自分や家族の避難場所や避難経路を事前に確認しておきましょう。右の二次元コードからハザードマップをご覧いただけます(本紙掲載)。
▽防災情報のページ(みんなで減災)
内閣府HPに大規模広域災害時の自助・共助の例が掲載されていますので、右の二次元コードからご確認ください(本紙掲載)。
■補助制度を活用して、地震対策を進めましょう
▽感震ブレーカー設置事業補助金の募集について
「感震ブレーカー」とは、震度5以上の揺れの地震を感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に、電気火災を防止する有効な手段です。
▽家具転倒防止金具取付事業補助金の募集について
地震では家具の転倒がけがや逃げ遅れを招き、命に関わります。L字金具や滑り止め等で確実に固定し、出入口や避難経路を塞がない配置にすることが重要です。
補助事業をご活用される方は、危機管理課までご相談ください。
問合せ:危機管理課
【電話】0738・23・5528
【FAX】0738・52・7036
