くらし みんなのサロン

■マイケルの花まるエッセイ
「夏の思い出」
今年の夏は、たくさんの趣味に挑戦しながら、充実した時間を過ごしました。まずはルービックキューブ。集中力と指先のスピードを鍛えながら練習を重ね、ついに自己ベストの25秒を達成しました!小さな達成感ですが、自分の成長を感じられる瞬間でした。
また、けん玉にも毎日取り組みました。11月に開催される「けん玉ワールドカップ」に向けて、技の精度を高めるための練習を続けています。地道な努力が必要ですが、少しずつできる技が増えていくのが楽しくて、夢中になっています。こま回しにも挑戦し、現在は初段までの技を習得しました。日本の伝統的な遊びに触れることで、文化への理解も深まってきたように感じます。
そんな中、特に印象に残っているのが京都への旅行です。歴史と文化が息づく街・京都で、「京都伝統産業ミュージアム」を訪れました。館内では、京友禅や西陣織など、さまざまな伝統工芸について学ぶことができ、実演コーナーでは職人さんの技を間近で見ることができました。体験スペースでは実際に工芸品づくりに挑戦できるコーナーもあり、観光だけでなく学びのある時間を過ごすことができました。
中でも心惹かれたのが「京こま」です。着物の生地や綿で美しく包まれたこまは、見た目も華やかで、まるで小さな芸術品のようでした。調べてみると、現在では「雀休(じゃっきゅう)」というお店が唯一、京こまを手作りで製作しているとのこと。興味が湧いて、実際にそのお店を訪ねてみました。
お店では、こまの歴史や都道府県ごとの違い、現代のこま回しのスタイルなどについて、店主の方々とじっくりお話をすることができました。店内には、色とりどりの創作こまが並び、ひとつひとつに職人のこだわりと遊び心が詰まっていました。伝統を守りながらも、新しい形を模索する姿勢に感動し、日本文化の奥深さを改めて感じました。
この夏を通して、遊びを通じて日本の伝統文化に触れることができ、貴重な経験となりました。これからも地域の皆さんと一緒に、文化や遊びを楽しみながら交流を深めていきたいと思います。