イベント 紀の川市ハス日記2025(1)

市では、もっと多くの人に大賀ハスの由来や紀の川市への分根の経緯などを知ってもらい、大賀ハスを身近に感じ、地域や公園への愛着を持っていただくため、2013(平成25)年6月、各種地域活性化団体と行政が連携し、紀の川市大賀ハス観蓮会実行委員会を立ち上げ、「大賀ハス観蓮会」を開催しています。
近年は、新型コロナウイルスの影響や豪雨などにより、中止が続いていましたが、今年は令和元年にベトナム社会主義共和国より首相が来訪以来、6年ぶりに無事開催することができました。6月29日の観連会当日は、晴天にも恵まれ、会場は多くの参加者で賑わいました。
今回の特集では、観蓮会当日の様子や、開催までのハスの生育について「ハス日記」として紹介。時間の経過とともに変化するハス池の様子や初夏の紀の川市を彩るハスがどういった経緯で大輪の花を咲かせているのかをぜひ一度知ってください。魅力たっぷりの美しく荘厳なハスに魅了されること間違いなしです。

■6年ぶりの開催!大賀ハス観蓮会
▽ハスを楽しむ参加者
大賀ハスが咲き乱れる圧巻の景色に参加者たちはカメラを構えたり、ハスの神秘的な美しさにじっと見入っていました。
▽幻想的な琴の演奏
参加者たちは会場で演奏される琴の音色に耳を傾け、夏の訪れを感じながら、思い思いに幻想的なひとときを過ごしていました。
▽象鼻杯体験
ハスの大きな葉の上に飲み物を注ぎ、そこからまっすぐ伸びるハスの茎の中を通って口元に運ばれる飲み物は、ハスの香りを含み、この上なく風流な味わいです。
▽呈茶
参加者には、美味しいお茶やお菓子が振る舞われました。

大賀ハス、ベトナムハスともに、愛情を込めて育てていますが、気候の変化や生態系の変化などが相まった厳しい自然の環境下、見事な花を咲かせることは、大変難しいです。人生と同じように、ハスもまた良い時、悪い時があります。どんな時でも変わらず、見守っていただけたら、また大輪の花をたくさん咲かせることになると思うので、みなさんこれからもぜひ楽しみにしていてください。
紀の川市大賀ハス観蓮会実行委員会実行委員長 松本哲茂さん