- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県高野町
- 広報紙名 : 広報高野 令和7年11月号
■新鮮で美味しい『地産地消』を届けます。
“旬を大切にする”から美味しい『富貴野菜』、今年度は対面販売を中心に活動させていただいています。報恩高野市(毎月21日)、清浄心院さん(毎月第一日曜日)で皆様に会えるのを楽しみにしています。今回も富貴のおとなり筒香地区にフォーカス!筒香地区も同じように農ライフをおくる素敵な人々がたくさん。そんな暮らしの中に野菜作りがある様々な人たちのインタビューをお届けします。筒香ってどんなところ?どんな人たちが住んでいるの?など、富貴、筒香地区の地元野菜を安心して選んでもらえるキッカケになりましたら幸いです。
■大谷 敏一さん 100歳
Q:野菜を作りはじめて何年ですか?
A:妻がずっと野菜を作ってくれていたし、自分の健康のために体を動かそうと、85歳くらいから始めました。販売とかではないし、これと言って農業をしてきた感じでもないですが、家族が食べる分と、子や孫に持って帰ってもらえる分、みんなに食べてもらえる分くらいを作っています。
Q:野菜作りが楽しいな〜ってどんな時ですか?
A:朝起きて、畑を見て、野菜に『おはようございます』と声をかける。モノを言わない野菜だからこそ、こちらから声をかける。自然に生かせてもらってる。感謝の気持ちを忘れずに関わっています。ただ最近は獣害がひどいですね、ミョウガもずっとやってきたけど、ここ2、3年は新芽を鹿が食べてしまって、もう生えなくなってしまった。
Q:好きな野菜TOP3は?
A:白菜、大根、じゃがいも
春、夏、秋、冬、季節によって好みが変わるけれどもすべての野菜を好みに持っております。
Q:筒香野菜の魅力を教えてください!
A:皆さんが言うように富貴や筒香の野菜は甘い。子や孫たちも美味しいと言うてくれるよ。お世辞かもやけどね(笑)特別な肥料をあげているわけではないけど、野菜は結局タイミングやからなぁ。毎年気候も気温も全然違う。だからこそ、土と相談することを大事にしながらやっています。あとは、種を蒔いたり、苗を植えたりする時は気持ちを込めてやること。何をするのも親しみをもっていかないと、モノはうまく育たない。一年一年積み重ねる中で、毎年同じではないことを知り、その都度考えて、研究して、少しずつ変えていく。でもベースは、やはり土と相談することです。
Q:読んでくれてる方にメッセージをどうぞ!
A:片田舎の今ではさみしい所やけど、愛する故郷を忘れずに帰ってきてほしい。その土地を守ってほしいな。100歳まで生かせてもらいました。長生きの秘訣も聞かれるけど、人生なんてすべてが長生きの秘訣です。大きな顔なんてするつもりもありません。支えて頂いてるみなさんに感謝の気持ちで過ごさせてもらってます。無理はアカンけど、人生を大事に、大切に、感謝を忘れず過ごせたら一番幸せですね。
-地域おこし協力隊- 足立 義剛
・富貴暮らしの日常
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問合せ:観光振興課 移住定住地域振興室
【電話】0736-56-2780
