- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県印南町
- 広報紙名 : 広報いなみ 令和7年4月号 No.357
■[Information]特定空家等を除去するときの費用の一部を補助します
全国的に空家問題が増加している中、町内においても老朽化し、危険な空家が増加しているため、町内にある老朽化して周辺に危害を及ぼす可能性がある空家の除却費用の一部を補助します。
募集戸数:10件
補助金額:75万円(上限)
受付期間:令和7年4月1日(火)から
※募集戸数に到達次第終了
〔土日祝日は受付できません。〕
▽次の全てに該当する空家
・延べ面積の2分の1以上が居住用であり、住まなくなってから1年以上経過した空家
・印南町の特定空家等の認定を受けた空家
・公共事業による移転や建替などの補償契約を締結していない空家
「国が定める標準除却費」または「実際の除却工事費」のいずれか少ない方の4分の3
※印南町ブロック塀等耐震対策補助事業とは併用できません。
他にも要件などがありますので、詳しくは企画産業課までお問い合わせください。
■令和7年春の農作業安全確認運動について
農業就業人口が減少する中、年間250件前後の農作業死亡事故が発生しています。
事故の発生を減少させるため、多発する春作業中を重点期間として、全国の関係機関の協力の下、春の農作業安全確認運動を実施しています。
特に、乗用型トラクターなど農業機械の転落・転倒による死亡事故が多く発生していることから、農業機械作業の安全対策の強化に取り組んでいます。
▽事故防止対策のポイント
・ほ場周辺の危険箇所の確認・危険回避行動の実践
(危険箇所での減速、危険箇所の迂回ルートの設定など)
・危険箇所の改善(道路端や曲がり角の草刈り、路肩の補強など)
▽被害軽減対策のポイント
・シートベルトとヘルメットの着用
・安全フレーム付きトラクターの利用
農作業安全に関する資料などは、農林水産省ホームページの農作業安全対策ページに掲載されています。
問合せ:企画産業課
【電話】42-1737
■[Information]耐震対策補助金の補助金額UP・新規メニューについて
▽住宅耐震改修事業(制度改正)
・補助金額UP
物価高騰の影響による工事費の高騰に合わせ、補強設計及び現地建て替え又は補強工事費用に対して、令和7年度からはこれまでより33.4万円増の最大150万円まで補助します。
・新規メニュー
津波浸水想定区域や土砂災害警戒区域から想定区域外へ移り住む場合、お住まいの住宅の撤去費用に対して最大50万円まで補助を行います。
▽ブロック塀等耐震対策補助金
・補助率の拡充
令和4年度~令和6年度までの3年間期間限定で補助率を個人負担1割まで拡充していましたが、令和7年度以降も引き続き拡充を行います。
問合せ:総務課
【電話】42-0120
■[Information]防災まめ知識(87)
直下型地震を知ろう 家での対策を万全に!
▽過去の被害
日本では、海溝型地震以外にも、直下型地震により数多くの被害を受けてきました。熊本地震では震度7の地震が2回発生し、多くの家屋が倒壊・破損しました。また、北海道胆振東部地震では、大規模な液状化が発生し、家屋倒壊や道路が大きく曲がってしまうなどの被害がありました。直下型地震の特徴について知っておき、備えておくことも大切です。
▽直下型地震の特徴と備え
直下型地震は、海溝型地震に比べて規模は比較的小さく、揺れの時間は短いものの、震源が近く浅いことから揺れが大きくなりやすく、縦揺れにより建物の倒壊が多い傾向にあります。
また、震源が市街地直下など内陸で、発生直後からの大きな揺れにより、局地的に被害が大きくなりやすいのが特徴です。
県内では、日本最大級の九州地方から伸びる断層帯が紀ノ川に沿って存在しており、その断層が動くと壊滅的な被害が出るといわれています。海溝型地震だけではなく、直下型地震にも警戒が必要です。
・家具の固定や整理整頓を心掛ける
地震によって家具などが倒れて散乱しないように、家具の固定や整理整頓が大切です。特によく使う場所やよく通るところなどは、最低限の物以外は置かないようにしましょう。
また、自分の胸の高さ以上に物を置いてしまうと、落下してきた際にけがをしたり通路をふさいでしまう可能性があります。
他にも、併発する可能性のある火災や停電、断水などさまざまな対策が必要となります。この機会に、自分の家の状態を見直してみましょう。
印南町では、家具固定器具設置に対して補助金制度を設けています。ぜひご活用ください。
問合せ:総務課
【電話】42-0120
■[Information]印南町ふるさとお詣りコース紹介vol.12「おつぼさん」(印南町美里)
元弘元年12月、大塔宮護良親王(おおとうのみやもりよししんのう)が御供の衆9人とともに熊野詣の山伏姿に身をやつし熊野落ちされた時、切目王子で権現の夢のお告げで熊野落ちを断念、切目川沿いに十津川の方へ向かわれたが見影の村はずれで、御供の一人が突然病死、この地に葬られたという伝承がありました。
昭和38年農道工事中、大きな「かめ」の中に葬った墓が発見され、大塔宮の伝承が事実となりました。
地区民は、悲しい最期をとげられた御供の方の冥福を祈るためこの地に見影野宮を斎(いつ)き奉(たてまつ)りました。
以来、毎年4月3日にお祭りを行うこの付近では、「かめ」のことをつぼとも言い、いつからか「おつぼさん」と呼ばれるようになり、由来を尋ね、無病息災を願いお詣りが絶えません。
問合せ:企画産業課
【電話】42-1737