くらし 町長メッセージ

■新年度がスタート
印南町長 日裏 勝己(ひうらかつみ)

令和7年度がスタートいたしました。
今年1年間の予算などを決める3月議会も終わり、一般会計予算は63億8,083万円で、前年度比2,081万円の減額予算となっています。
マリンパーク大橋第1橋の耐震化事業、および町道上野山線改良事業の完了などが減額した主なものです。引き続き、統合中学校の建設、避難場所の整備、切目橋の架け替え事業などを進めるとともに、新たな事業にも積極的に取り組んでまいります。令和6年度の予算は、令和5年度より8億4千万円約(約15%)の増額となっていたことから、本年度が縮小して見えますが、通年ベースからは大幅な増額予算となっています。
特別会計(国保、後期高齢、介護保険、滝ノ岡専用水道、同和対策新築家屋貸付金の5事業)の総額は26億7,429万円で、前年度比1億651万円の減額となっています。令和6年度に1億円の激変緩和措置として繰り入れしたことから、今年度は減額となって表れたものであります。また、公営企業会計(水道事業、農業集落排水事業)の総額は5億3,044万円で、前年度比4,062万円の増額となっています。合計では95億8,556万円となり、令和6年度に比べて8,670万円、0.9%の減額予算となっています。
改めて、税収など自主財源の重要性を認識し、最小の経費で最大の効果を上げるべく、緊急性や住民ニーズがより高い施策を重視した「攻め」と「守り」、「安かろう・よかろう」をモットーに、事業展開をしてまいる所存であります。皆さま方のご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
今年度の大きな行事の1つに、5月8日(木)に第25回「ツール・ド・熊野」が開催されます。すでにチラシを各戸に配布させていただいていますが、この大会は国際自転車競技連合(UCI)公認の国際自転車ロードレースで、公道をロードバイクで駆け抜ける自転車競技の国際大会です。これまでは紀伊半島南部をコースにして開催されていましたが、第25回大会を節目に初めて印南町で開催される運びとなりました。「印南かえる橋周回コース」として、役場前をスタート・ゴールに、統合中学校建設地前を通り、西ノ地交差点から上角橋、古井郵便局前、新大峠トンネル、稲原交差点、稲原産品所前、広域消防前を通り、かえる橋までの1周17.9kmを7周する全長125.3kmのコースとなっています。出場チーム数は国内12、海外6の18チームが予定され、1チームは9名で、選手6名、監督1名、メカニック1名、マッサー(選手のケアを担当)1名で構成されます。
コース上は、9:15~13:00(予定)の間、通行規制がかかります。地域の皆さま、事業者さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、国内外からトップアスリートがそろう大会であり、世界トップレベルの選手たちの戦いを、是非、この機会に体感していただき、観戦・応援をよろしくお願い申し上げます。