- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県那智勝浦町
- 広報紙名 : 広報なちかつうら 2025年8月号
■地震は突然やってくる!
昨年(令和6年)8月、宮崎県で震度6弱の揺れを観測した地震を受けて、気象庁は南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震が発生する可能性が普段よりも高まっているとして、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。
当時は、臨時情報の発表が初めてだったこともあり、「どう対応すればいいのかわからない」といった戸惑いの声も聞かれました。
日頃から、地震や津波にどう備えればいいか、あらためて考えましょう。
○南海トラフ地震とは
南海トラフ地震は、静岡県から宮崎県の太平洋沿岸にかけての「南海トラフ」のプレート境界を震源域とする大規模地震で、概ね90年から150年の間隔で繰り返し発生していることが特徴です。
過去に発生した事例を見ると、大規模地震が短期間に連続して発生するケースがあることから、南海トラフ地震の震源域で大規模地震が発生した場合には、再度大きな地震が発生する可能性が高まると考えられています。そう判断された場合には、次の地震に備え普段よりも防災意識を高められるよう、「南海トラフ地震臨時情報」が発表されることとなっています。
○南海トラフ地震に備えよう
私たちが住む地域は、過去に何度も地震・津波の被害にあってきています。特に那智勝浦町は、南海トラフ地震が発生した後、短時間で津波が来ることが予想されている地域ですので、地震・津波への備えは「南海トラフ地震臨時情報」に関係なく、日頃からしておくことが大切です。いざというときに適切な防災行動がとれるよう、準備しておきましょう。
○家庭でできる備え
・避難場所の確認
最寄りの避難場所やルートを確認。揺れたらすぐに安全な場所へ避難しましょう。
・住宅の耐震化
地震による住宅の倒壊を防ぎましょう。地震による被害の多くは住宅の耐震性不足によるものです。
・家具類の固定
家具類が倒れると、避難に時間がかかり、怪我のおそれも。特に大きな家具類はしっかり固定しましょう。
・家庭での備蓄
食料や水など、家族の人数や好みに合わせて備蓄。ローリングストックがおすすめです。
・非常用持出袋の準備
避難するときに持ち出せるよう、事前に準備しましょう。重くなりすぎないように注意が必要です。
・家族や友人と話し合い
普段から家族や友人、ご近所の方と話し合い、備えについて考えましょう。
お問い合わせ先:役場総務課防災対策室
【電話】29-7121