くらし 地元がもっと好きになる。学生×地域

地域の魅力を再発見しながら、地元の人たちとつながり、まちを元気にしたいと、県内の大学に通う学生たちが、幅広い年代の人と関わり地域に笑顔と活力を届けています。彼らの取り組みをきっかけに、あなたも地域活動に参加してみませんか?

■地域のぬくもりと若い力で紡ぐ未来~せきがねであそばいや~
◇きっかけは買い物拠点の閉店
関金地区唯一のスーパーが閉店したことに注目した鳥大生が、授業の研究課題として令和5年度に関金で調査・実践を行いました。翌年4月、引き続き関金に関わりたいメンバーで「せきがねであそばいや」を結成し、若者世代と地域住民の交流や関金の魅力再発見を目的に、鴨川中学校の生徒と「せきがね観光マップ」を作成したり、関金地区振興協議会が主催の「ふれあい市」で地元野菜の販売や水中コイン落としなどの自作ゲームなどを行ったりしました。
同協議会の牧田晧司(まきたこうじ)会長は、「若い世代が活動することで、地域に活力を与えてくれる。住民も孫が来たようで楽しいと言っており、この縁を大事にしたい」と笑顔を見せます。

◇全力で応援してくれるだから、頑張れる
せきがねであそばいやのメンバーの西土井未希(にしどいみき)さん(3回生)は、「このまちの人は、若者がしたいことを肯定し、全力で応援してくれる」と語り、藤井純也(ふじいじゅんや)さん(4回生)は「地域の人に、中学生と関わる機会がなかったから、イベントに参加して良かったと言われ嬉(うれ)しかった」と語ります。また、影田(かげた)れいさん(4回生)は、「多世代の人が関わる環境が、地域の将来や郷土愛に繋がる。楽しい時間が過ごせるので気軽に来て欲しい」と語ります。
今年のふれあい市も鳥大生と鴨川中学生の合同イベントを企画中。ぜひ足を運んでみては?

◆関金ふれあい市(仮)
9/28(日)
【時間】午前10時~正午(予定)
【会場】関金総合文化センター駐車場ほか

問合せ:関金地区振興協議会事務局(関金コミュニティセンター内)
【電話】45-2119

■世代を超えた新たなつながりを~地域活動サークル~
◇大学をもっと身近な存在に
地域の人に、鳥取看護大学・鳥取短期大学をより身近に感じてもらい、大学生と交流しながら一緒に楽しむイベントで地域活性化を目指すことを目的に、令和6年6月に設立した「地域活動サークル」。白壁土蔵群の美化活動やスポーツイベント「くら×スポ」を行っています。

◇くら×スポ学びを地域に還元
特に力を入れているのは、子どもから高齢者まで誰でも楽しめるスポーツイベント「くら×スポ」。幼児教育保育学科のメンバーが考えたレクリエーションゲーム、鳥取県発祥のグラウンドゴルフやバウンスボールなど、さまざまなスポーツを通して参加者同士が楽しみながら交流し、自然に健康をつくります。運動の前には、看護大生による健康チェックもあるため、安心して参加することができます。また、災害時の炊き出しを意識した体験活動も行っています。

◇動いてつながる、笑ってひろがる!
「参加者の年齢は幅広いですが、参加者同士が一緒に楽しそうに遊んでいる様子を見ると、『人と繋がる、笑う、協力する』という要素が心と体に良い影響を与えていると感じる」と、くら×スポ担当の南城莉市(なんじょうりいち)さん(短大2年生)は語ります。
地域の人と関わってみたい、健康のために何か始めてみたい、子どもが遊べる場が欲しいなどと思っている人は、ぜひ気軽に参加してみませんか?

◆次回のくら×スポ
やきとりJAPANフェスティバル2025in倉吉と同時開催!
9/27(土)、28(日)
【時間】午前10時~午後4時
【会場】史跡大御堂廃寺跡歴史公園

問合せ:
・鳥取看護大学・鳥取短期大学グローカルセンター
【電話】27-0107
・鳥取短期大学(和田拓真)
【E-mail】[email protected]

問合せ:企画課
【電話】22-8161
【FAX】22-8144