- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県境港市
- 広報紙名 : 市報さかいみなと 令和7年8月号
今から39年前の昭和61年3月31日、市制施行30周年事業の一環として「境港市史」(上・下巻)が刊行されました。同書は、本市として初の本格市史であり、編さん終了までにおよそ6年を費やし、市史編さん室は資料の収集などに力を注ぎました。市民と関係機関からも多大な協力を得て作られました。
体裁はA5判の上下2巻で、合計1,600ページの内容にふさわしい織布貼り上製本の装幀(そうてい)です。箱ケース付きで、販売価格は6,000円(2冊セット)でした。当時の安田貞栄市長は市報で、先に刊行されていた「鳥取県史」に触れながら「『境港市史』の場合にも大いに批判のご意見が出るでございましょうし、出ることを歓迎しております」と述べています。これは完成したばかりの「境港市史」をたたき台にして「市史としての完全を追求」する新たな市史の刊行を安田市長が示したものです。長い歳月と多くの労力を費やして作られた市史を、増補し完全なものにしようとする市長の思いが伝わってきます。
平成元年には「境港市史資料編」、平成3年には「境港市三十五周年史」、市制施行40周年となる平成8年には「新修境港市史写真資料編」、翌年に「新修境港市史」が刊行されました。当時の安田市長の思いと、郷土史をめぐる市民の関心の高さを、それぞれの市史が示しています。
参考:「市報さかいみなと」「境港市史」など
(境港市史編さん室)