- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県智頭町
- 広報紙名 : 広報ちづ 2025年8月号
昨年1月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。認知症の本人の視点に立ち、共生社会の実現を図るものです。
「新しい認知症観」とは、認知症になってからも、一人ひとりが個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望をもって自分らしく暮らし続けることができる考え方です。
今まで認知症と聞くと、「何も分からなくなる」「周りに迷惑がかかる」など暗い印象が先行しがちでしたが、これからは、「認知症になってもできることはあり、今までの暮らしを続けることができる」「認知症の人もそうでない人も、ともに生きていくことができる」と考えを転換していくことが大切です。
認知症は誰もがなりうる可能性があります。智頭町は、町民一人ひとりが認知症を自分事として考え、「新しい認知症観」と共に正しい知識を深められるよう、普及啓発活動に取り組みます。
■古い認知症観
・認知症の人は自分の思いを表現することが難しい。
・認知症は悪くなる一方だ。
・認知症にはなりたくない。
・認知症は高齢者の病気だ。
↓
■新しい認知症観
・認知症になってからも、自分らしい暮らしを継続することができる。
・できることと難しいことがあり、どう工夫するかを周囲と一緒に考える。
・情報を知っておくことで、早期から相談や診断ができ、可能性や選択肢を増やすことができる。
・認知症は高齢者の問題ではない。特別な病気ではない。
■オレンジカフェに参加しませんか?
物忘れなどの心配のほか、家族や地域の人など誰でも参加できる集いの場です。出入りは自由です。
▽ひだまりオレンジカフェ
日時:毎月2回(月・金) 午前11時30分~12時30分
場所:ひだまりホール
参加費:無料・飲み物代100円
▽恋山形オレンジカフェ
日時:毎月第3木曜日 午前10時~12時
場所:山形第一地区公民館
参加費:100円
■認知症サポーター養成講座を開催します
「新しい認知症観」をはじめ、認知症についての正しい知識と理解を学びます。認知症サポーターとして、認知症でも安心して暮らせる地域をめざしましょう。
修了後は「認知症サポーター認定証」をお渡しします。
日時:8月27日(水) 午後1時30分~3時
場所:智頭町保健センター ほのぼのひだまりホール
提出期限:8月22日(金)
詳しい日程は下記へ問合せください。
問合せ先:智頭町地域包括支援センター
【電話】75-6007