くらし 町長新年挨拶

■謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。

町民のみなさまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。

昨年は、元日から能登地方で大きな地震があり、多くの犠牲者と被害が発生しました。お亡くなりになったみなさまに哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われたみなさまに心からお見舞いを申し上げます。今なお復旧の途中であり、被害の大きさとともに、日頃の準備の大切さを感じています。
また、鳥取県から初めて総理大臣が誕生するという嬉しい話題もありました。石破総理は、地方創生担当大臣の時に江尾十七夜を題材にした小説「天の蛍」を読まれ、その寄稿文の中で、「自分の住むまちの誇りを胸に刻み、地域のために、未来のために、一人一人が力を尽くす。どのように小さな自治体であっても、この思いがあれば地方創生は必ず成し遂げられる。」と書かれています。5年ぶりに江尾十七夜も復活しました。これからもこうした思いを大切にして、江府町から地方創生を進めていきたいと思います。

高齢化、人口減少の進行を止めるのは困難なことであります。
今町内にお住まいのみなさんにとって、住みやすい町にすることはもちろんですが、町外にお住まいの人たちの力も借りなければ、現状を維持していくことは難しいでしょう。移住定住を進めることは必要ですし、そのためには江府町の魅力を向上させ、情報発信することが必要です。
幸いに、新たに整備した佐川第二団地はすべて入居され、商業施設であるパレット奥大山もオープンしてにぎわいを見せています。
また、江府町の自然や環境を守る姿勢に共感する人たちも増えています。
個人ごとでは難しい農地の保全も、農地を守るという集落の意思がまとまれば、町としても国の「二地域居住促進法」等を活用しながら、前向きな施策に取り組んでいく所存です。
出かける役場も活動を本格化させていきます。具体的なお話を聞かせていただくとともに、役場からの情報も聞いていただけると幸いです。
最後に、年頭にあたりまして、みなさまのご健勝と幸多い年でありますようにお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和7年元旦 江府町長 白石祐治