くらし 町長コラムVol.100「不易流行(ふえきりゅうこう)」

〜よき伝統を守りながら(不易)進歩に目を閉ざさないこと(流行)によって「理想」を創造する〜

■「片山善博さんとの面談」
11月中旬の東京出張の機会に、片山善博大正大学地域構想研究所長にお会いしました。地方自治に造詣が深い片山さんにお話が聴けないかと、元上司と部下という関係に甘えて大学にご連絡したところ、時間を取っていただけました。
住民に対しては
「機会を見つけて出向く。現場を見る。対話をする。」
部下職員に対しては
「基本的方向を共有する。」
具体的には
「ミッションをどう考えているかを話してもらい、共有できるまで話し合う。」
本屋と図書館の違いがなかなか理解されないので、一言で表すとどうでしょうと問うと、「本屋は今売れる本を並べる。」「図書館は地域の将来にとって必要なもの、知的財産を後世に伝える。」と教えていただきました。
「有識者に集まってもらって意見交換してみては。」という示唆もいただきました。
アメリカ議会の市民参加についても教えていただきました。意見がある人は議会で発言ができること。もちろん議案についても。議員はそれを聴いて判断材料にすると。要求を通すためには、負担が増えるかもしれない。しかし、それを承知して決めるのが民主主義なのではと。
気がつけば1時間半。私のような者に貴重な時間を作ってくださった片山さんに感謝します。

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