- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県安来市
- 広報紙名 : 広報やすぎ「どげなかね」 令和7年3月号
人権尊重社会の実現をめざして
■「心のバリアフリー化」を進めましょう!
私たちが暮らす社会には、外見や性格、価値観、能力、性別、国籍、仕事、宗教、受けてきた教育、育った環境などさまざまな人がいます。
しかし、これまでの社会は、多数を占める人に合わせてつくられてきました。そのため、少数の人たちにとって不便さや困難さが生じるバリアが、社会には数多く存在しています。
例えば、障がいのある人が社会の中で直面するバリアは、大きく分けて次の4つがあります。
(1)移動面で困難をもたらす「物理的バリア」
路上の放置自転車、ホームと電車の隙間や段差、手の届かない位置にあるものなど
(2)機会の均等を奪われる「制度的バリア」
学校の入試、就職や資格試験の制限など
(3)必要な情報が平等に得られない「文化・情報的バリア」
音声のみによるアナウンスや点字・手話通訳のない講演会など
(4)障がいのある人を受け入れない「意識上のバリア」
障がい者への偏見や差別、無理解など
誰もが安心して暮らせる町を実現するには、こうしたバリアを取り除くことが必要です。
「ハードは変えられなくても、ハートは変えられる」という言葉があります。ハード(施設・設備)の改良は時間がかかりますが、ハート(心がけ)は一瞬で変えられます。障がいの有無にかかわらず、困っている人に「お困りですか」「お手伝いしましょうか」と声をかけるなど、適切なサポートでその人にとってのバリアは解消できます。
一緒に心がけて、市内の「心のバリアフリー化」を今後さらに進めていきませんか。
■3月の「特設人権相談所」
開設日時:3月27日(木)9時30分~12時
場所:広瀬社会福祉センター(視聴覚室)
問合せ:人権施策推進課
【電話】23-3095