健康 総合診療医が答える「こんな症状や疑問持っていませんか?」

■第53回:「心肺機能の維持が、認知症予防になる」
このシリーズでは総合診療医が患者さんからいただいた質問をもとに市民の皆さんが困っている症状や疑問について解説します。

先日いただいた質問はこれです。
「運動すると、認知症予防になるって本当ですか」
認知症の大きな原因の一つとして、脳血流の低下があります。心臓や肺の機能を高めることによって、認知症予防につながる可能性があることが明らかになってきています。

最近の研究では、定期的な運動を行い、心肺機能を保っていることで認知機能低下を予防することが明らかになっています。毎日の座る時間を減らすことと、10分程度散歩を行うことが効果的とされています。

寒くなると運動する時間が短くなりがちですが。定期的に外で過ごす時間を作って、心肺機能を保てるようにしたいですね。

それでは、引き続き健康に気を付けながら健やかに過ごしましょう。