- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県雲南市
- 広報紙名 : 市報うんなん 2025年11月号
■「新しい認知症観」とは
令和6年1月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。共生社会とは、認知症の方が尊厳と希望をもって認知症と共に生きること、認知症があってもなくても同じ社会で共に生きるということです。
高齢化が進むにつれて認知症の方も増えています。国の推計では、令和4年には65歳以上の約3.6人に1人が認知症かその予備群のいずれかと言われています。早い方だと30代で発症する若年性認知症もあり、年齢に関わらず誰もがなる可能性がある身近な病気です。
「新しい認知症観」とは、認知症になったら何もできなくなる、かわいそうなどのイメージを取り払い、認知症になってからもできること、やりたいことがあり、住み慣れた地域で友人や仲間などとの付き合いを続け、希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという考え方です。より多くの方が「新しい認知症観」を理解し、認知症の方を「支える対象」としてではなく、一人の人としてとらえ、認知症になっても個性と能力、経験を生かしながら、共に支え合って生きられるようにすることが重要です。もし自分や大切な方が認知症になった時、住んでいる地域がどうなっていると安全に安心して暮らせるでしょうか。市では、共生社会の推進のためさまざまな事業に取り組んでいます。
◯オレンジカフェうんなん
認知症の方やその家族、認知症について知りたい方、認知症の進行を予防したい方、認知症について相談したい方など、どなたでも参加できる気軽に集って話せる場です。
◯認知症サポーター養成講座
認知症について正しく理解し、地域で見守りや話を聴くなど、自分のできる範囲で応援する「認知症サポーター」を養成しています。おおむね5人以上の集まりに講師を派遣します。
◎まずはお気軽にご相談ください。
問い合わせ先:保健医療政策課
【電話】0854-40-1040
