イベント 雲南病院だより

■第11回病院祭を開催しました
9月20日(土)に病院祭を開催しました。
今回は「私らしく生きる未来を話そう」をテーマに、今後の自分の人生を考えながら楽しんでいただけるイベントや講演会を企画しました。当日は300人以上の方に来場していただき、笑顔がたくさん溢れる1日となりました。

オープニングセレモニーでは、三刀屋高等学校吹奏楽部の演奏で華やかに幕を開け、迫力ある素敵な音色や息の合ったパフォーマンスで会場を包み込み自然と拍手が生まれ、大盛り上がりで病院祭がスタートしました。

◯終末期の過ごし方を考えるきっかけを作った基調講演
島根県立中央病院総合診療科部長の今田敏宏(いまだとしひろ)先生をお招きし、「どうする?人生会議」と題し、人生の終末期に代理意思決定で迷わないよう、アドバンスケアプランニング(ACP)と呼ばれる事前に自身のケアについて計画する人生会議の大切さについて講演されました。人生の終末期をどう考え、どう話し合っていくかについて学ぶ時間になりました。
講演を聴講された方からは、「自分の終末期をどう過ごすか改めて考えようと思いました」、「今回を機に家族で話し合わなければならないと思いました」などと感想をいただきました。
また講演後のワークショップでは、もしバナゲームを行いました。
もしバナゲームとは、もしものための話し合いをする、そのきっかけを作り、ゲームを通して普段は話しづらい自分の考えや人生観を知ってもらい、いざという時に家族が判断をしやすくするためのゲームです。
参加者は、カードに書かれたお題について話し合い、同じカードでも人それぞれ考えが違い、お互いの考えを知ることが大切だと感じました。

◯音楽、演劇などで盛り音楽、演劇などで盛り上がったステージイベント
午後のステージイベントには、歌や終活をテーマとした演劇のほか毎回恒例の病院ボランティアの皆さんによる安来節ショーが披露されました。
ラストには、ダイトレンジャーによる医療の知識を盛り込んだヒーローショーが行われ子どもから大人まで楽しめるステージイベントとなりました。

◯たくさんの方にご利用いただいた各種コーナー
市立病院の各科による体験コーナーでは聴診器体験や入棺体験、その他クイズスタンプラリー、医療技術職場のバックヤードツアーなどを行いました。
本館棟1階と駐車場では、病院ボランティア、大東地区自治振興協議会、ダイバーシティうんなんtoiro(トイロ)、しまねまごころバンク、DMAT(ディーマット)の展示を行いクイズや救急車乗車体験などを楽しまれました。
飲食コーナーでは、展望レストランをはじめジビエ料理、ラーメン、軽食など9店舗が出店し多くの方にご利用いただきました。

盛りだくさんのイベントを通じて、地域の皆さんとの交流を深めることができたことを大変うれしく思っています。また、前日の会場設営では病院ボランティアの皆さんに協力していただきました。皆さんの温かいご協力のおかげで、今年も無事に開催することができました。ご来場いただいた皆さん、そして運営にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
今後も病院と地域をつなぐ大切な場として、皆さんに楽しんでいただけるよう工夫を重ねていきます。

◎ステージイベント
・てんじく×LiLica(リリカ)*
・劇団おばば座
・安来節ショー
・ダイトレンジャー

◎体験コーナー
・採血体験
・聴診器体験
・エコー体験
・手洗いラボ
・ドライビングシミュレーター

◎展示コーナー
・病院ボランティアの展示
・救急車展示