くらし 議会だより(1)

■第520回西ノ島町議会6月定例会一般質問(要約)
◆吉田 歳造 議員
◇豪雨災害時の避難行動について
町民の防災意識を高め、安心安全なまちづくりを実現するため、希望する地区を対象に豪雨災害時における避難行動シミュレーション会議を実施してはどうか。

(回答 町長)
ご提案のシミュレーション会議については、日頃から住民同士でコミュニケーションが取れる関係が大切であり、地区の実情に応じ、災害に備えた情報共有や意見交換の場を持つことが重要であると考える。町としては地域の防災意識が高まるよう令和5年度から6年度に各地区に防災訓練・防災学習会の開催について依頼し、希望のあった三度、珍崎、赤ノ江の3地区で専門講師による土砂災害の学習会を実施したところである。今年度は4月から配置した危機管理専門員が各地区を巡回し、地域の実情把握と防災訓練等の実施について調整を進めているところである。防災学習会では単独開催が困難な場合には複数地区による合同開催や、防災訓練については地区と相談して計画作成の支援を行う。令和6年度より地区の防災活動を支援するため、防災資機材の購入や地区が実施する防災訓練及び災害時要支援者の見守り活動に対する補助制度を設けており、こうした制度の活用とともに、より一層地区の防災意識が高まるよう相談体制の充実を図り、町内各地区に働きかけていく所存である。

◆三角 久男 議員
◇町営住宅の維持、整備について
水産業のうち特に巻き網漁の事業者は町内出身者に加え町外出身者及び外国人実習生を雇用しているが、その雇用を迅速かつタイムリーに行うためには町内における住宅の確保が必須条件となっている。そこで町長の見解を伺う。
(1)町営住宅の戸数及び入居率
(2)退去から入居までの平均所要期間とその要因
(3)(2)の要因をクリアするために必要な対策

(回答 町長)
(1)現在、町で管理している住宅で実質入居可能な住宅は270戸である。このうち本年5月末において、248戸が入居中のため入居率にすると92%である。
(2)修繕の必要がない場合、ハウスクリーニングのみで約1週間程度で入居可能となる。畳・ふすま等の張替えなどの小修繕がある場合、約2〜3週間程度の日数を要し、大工手間を要する大修繕があれば、1〜2か月程度かかる場合もある。小修繕に対応できる畳屋、建具屋は島前では海士町に1社のみであること、大修繕に対応できる建築業者も町内では3社しかおらず、修繕が集中する時期はスケジュール調整をしながら対応しているところである。
(3)築年数が古い物件が多いことから、入居者の入れ替えを早く対応できるようにするため、本土の業者の活用も視野に入れ対応することも検討する。

◆竹谷 実 議員
◇岩ガキについて
岩ガキの令和6年度の売り上げは、隠岐全体の31経営体で年間計約2億円であった。今や隠岐地域だけでなく全国に養殖技術が普及している。
そこで町長に2点伺う。
(1)岩ガキ発祥の地としての役割を広くアピールする意思はないか。
(2)岩ガキの品質、衛生管理について、販売時に生産者の明確化や実入りなど品質管理の指導はできないか。

(回答 町長)
(1)本町では今年度、西ノ島町特産品開発プロジェクトの一環として岩ガキを活用した料理レシピを考案してもらうため、シェフを誘致して生産者や宿泊施設と一緒に取り組むこととしている。町としては料理メニューの開発などを事業者の方々と一緒にすすめ、町内で岩ガキを食べることができる機会を創出することで人を呼び込み賑わいをもたらすことが、岩ガキ養殖発祥の地として関係者のご功績に報いることやアピールにつながるものと考えている。
(2)衛生管理については「隠岐のいわがき」衛生管理マニュアルを遵守し、安全・安心な「隠岐のいわがき」の提供に努めていただいているものと認識しており、また、「隠岐のいわがきブランド化推進協議会」において出荷前に定期的な検査を行っている。ご質問にあった身入りの状態については、現時点で確認する技術は確立されていないと承知しているが、品質管理の方法や生産者の明確化については、JFや生産者などと意見交換を行い、検討していく。