- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県岡山市
- 広報紙名 : 市民のひろばおかやま 2025年9月号 No.1476
■スマホ顎(スマホあご)とは??
岡山市内歯科医師会連合会
最近、若い患者さんの中で、(1)急に口が開きにくくなった(2)口が開けられず、物が食べにくい(3)口を開けたら顎がカクカクと音がする…などの顎関節症が急増しています。これは、長時間、下を向いてスマホの画面を見ることにより、顎の下の筋肉が常に収縮し下顎周囲の筋肉が硬直することで生じると言われています。この顎関節症は、長時間におけるスマホの使用が原因であることから「スマホ顎」とも呼ばれ、世間でも注目され始めています。
スマホ顎の予防には、日頃から正しい姿勢を意識し、日常生活におけるスマホの使用時間を減らすことが基本です。また、スマホを長時間使用する際には、合間に顔を上げて空を見上げたり、首や顎のストレッチをしたりすることで、筋肉の緊張をほぐすことが効果的です。他には1日30回程度の「あいうべ体操」で口周りの筋肉を鍛える運動を取り入れることもお勧めです。
それでも、改善が見られない場合は、歯科医院にて、顎関節や噛み合わせのチェック・調整、スプリント療法(マウスピース)などの治療が必要となる場合があります。詳しくは、かかりつけ歯科医にご相談ください。