- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県倉敷市
- 広報紙名 : 広報くらしき 2025年5月号
■大原美術館 児島虎次郎記念館 グランドオープン
大原芸術財団が美観地区内の建物を改修・整備して、「大原美術館 児島虎次郎記念館」として4月3日に開館しました。洋画家・児島虎次郎は大原孫三郎の支援を受けヨーロッパに留学し、クロード・モネの「睡蓮」やエル・グレコの「受胎告知」など、後に大原美術館の礎となるコレクションを収集しました。記念館では、日本国内やフランスで高い評価を受けた虎次郎の絵画と、彼が収集した古代エジプト・西アジアの美術品を展示しています。
所在地:本町3-1
開館時間:10時~16時(最終入館15時半)。12月~2月は10時~15時(最終入館14時半)。大原美術館の入館券で観覧
休館日:(月)((祝)(休)除く)
◇市では、国の地方創生応援税制である「企業版ふるさと納税」を活用して、改修費用の一部を支援しています
3月27日、伊東香織市長から大原あかね代表理事(大原芸術財団)へ、「企業版ふるさと納税を活用したまちづくり中核拠点整備費補助金」の贈呈書が手渡されました。
◇建物にも注目!
大原孫三郎が頭取を務めた第一合同銀行の倉敷支店として、大正11年に竣工(しゅんこう)。大原美術館本館などを手掛けた、薬師寺主計(かずえ)(建築家)が設計しました。その後、中国銀行倉敷本町出張所として営業の後、平成28年に銀行業務を終了し、大原美術館に譲渡されました。
倉敷市指定重要文化財・日本遺産構成文化財でもあり、アーチ窓のステンドグラスや独特な様式の柱、3連アーチの窓などが特徴的です。
問い合わせ先:大原芸術財団
【電話】422-0005