くらし まちかど情報 Pickup

■井笠地域初の“もにす認定” 社会福祉法人恭和会

昨年12月、障害者の雇用に関して優れた取り組みを行う中小企業者として、市内で特別養護老人ホームやケアハウスなどを運営する社会福祉法人恭和会が井笠地域で初めての“もにす認定”を受けました。
“もにす認定”とは厚生労働省が令和2年度から創設した制度で、制度名は企業と障害者が、明るい未来や社会の実現に向けて“ともにすすむ”という思いに由来しています。認定には障害者の雇用率だけでなく、障害者雇用の体制や環境づくりなどさまざまな項目で評価をされます。
同法人の事務長を務める関藤里見(せきとうさとみ)さんは「就職後に定着してもらうため、業務などの相談に応じる担当者を配置するだけでなく、定期的な面談の実施や一人一人の特性に応じた業務マニュアルの作成など、業務に当たる際に不安がないよう、支援体制を充実してきたことが評価されたのだと思います。今後も、支援機関などとも連携しながら、障害の有無に関わらず全ての人が働きやすい職場をつくっていきたいですね」と笑顔で語ります。
笠岡公共職業安定所の新木義則所長は「昨年末の時点で、全国で489社が“もにす認定”を受けており、業種も多岐にわたります。この制度により認定企業が障害者雇用における身近なロールモデルとして認知されることで、地域における障害者雇用の取り組みが一層推進されることが期待されます」と語ります。
誰もが生き生きと働くことのできる職場が増えることで、地域全体がさらに活気づけば素晴らしいですね。

もにす認定に関する問い合わせ先:ハローワーク笠岡求人部門
【電話】0865-62-2147