くらし 【特集 戦後80年】安芸高田からみる 戦争の記憶と未来への誓い

終戦から80年の節目を迎えた今、私たちのまちにも、消えることのない戦争の記憶が刻まれています。本特集では地域で起きたさまざまな出来事を、歴史民俗博物館の企画展「安芸高田と戦争」での展示内容と戦争を体験された方の証言で紹介。戦時中にこのまちが直面した出来事を見つめ直します。

■戦時下の主な出来事

■地図でみる安芸高田市の戦争の記憶
市内各地に知られざる戦争の跡が残ります。地図で俯瞰(ふかん)して見てみましょう。
※詳しくは本紙をご確認ください。

◇きのこ雲撮影地
・美土里町本郷
8月6日、原子爆弾投下から15分後と20分後に住民の織田吾郎氏がここからきのこ雲を撮影。

◇百万一心碑
・吉田町吉田
満州事変が起こった1931年に建立(7ページに詳細記事)。

◇満州高田開拓団殉難之碑
・吉田町吉田
満州で多くが犠牲となった開拓団の慰霊碑(7ページに詳細記事)。

◇根野飛行場跡地
・八千代町下根
海軍特攻隊のために作られた飛行場(6ページに詳細記事)。

◇上根監視所跡地
・八千代町上根
1945年6月、上根峠の個人宅屋上に造られた4平方メートル余りの防空監視哨。学生らが哨戒に当たりました。

◇鷹山銅山跡地
・向原町有留
戦時下には昼夜問わず採掘が行われた市内最大の鉱山。現在も遺構が残ります(6月号の「歴史紀行」で紹介)。

◇グライダー訓練場跡地
・高宮町原田
1944年7月、広島第三滑空訓練所が開設。グライダー訓練が集中的に実施されました。

◇米軍機による被爆地(船佐空爆)
・高宮町船佐
1945年5月5日、B29により爆撃(6ページに詳細記事)。

◇陸軍被服支廠吉田口作業所跡地
・甲田町下小原
1943年7月、広島市にあった軍服・軍靴などの製造所が、旧小田中学校の地に一部疎開しました。

◇防空監視哨跡地
・吉田町吉田
1944年、吉田警察署の屋上に設置された敵機を発見するための監視所。