- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県萩市
- 広報紙名 : 広報はぎ 2025年7月号
萩市×下田市姉妹都市提携50周年記念 連載企画第3回
下田市から担当者がお届けします!~姉妹都市提携50周年記念交流事業~
本年5月に下田市で3日間に渡って開催された「第86回黒船祭」には、田中文夫萩市長を団長に萩市議会、萩市観光協会、萩商工高等学校吹奏楽部および萩光塩学院吹奏楽部の皆様、総勢40人にお越しいただきました。
初日の16日(金)には、下田市役所(河内庁舎)において表敬訪問をされたのち、吉田松陰先生のゆかりの地である「吉田松陰寓寄処(ぐうきしょ)」、「踏海(とうかい)の朝」などを視察されました。
2日目の17日(土)には、雨天のため下田市民文化会館において「第86回黒船祭記念式典」が開催され、田中萩市長に花輪奉献(ほうけん)をしていただきました。「公式パレード」は中止となりましたが、萩商工高等学校および萩光塩学院の生徒は、下田高校・キニック高校との交流会に参加し、トークフォークダンスや各校の演奏、ドリル披露などを通じて親睦を深めました。
また、同日に田中萩市長、松木市長ほか両市関係者の出席のもと開催された「萩市・下田市姉妹都市提携50周年記念歓迎交流会」では、田中萩市長から松木市長へ金子伸彦先生作の陶板、平田萩市議会議長から中村議長へ岡田泰先生作の花瓶が贈呈されました。
最終日の18日(日)には、「にぎわいコンサート」、「にぎわいパレード」に両校吹奏楽部が参加され、日々の練習成果を発揮し、息の合った華麗で迫力のある演奏とパフォーマンスで祭典を盛り上げていただきました。
萩市の皆様も下田市が誇る年に一度の一大イベント「黒船祭」に、ぜひお越しください。
■「黒船祭」に参加した萩市担当者からのレポート!
下田市は、1854年の日米和親条約締結に伴い、ペリー提督率いるアメリカ艦隊が来航したことにより、日本の開国の歴史が始まった地として知られています。訪問日は、当時の歴史を今に伝える「黒船祭」の開催日であり、全国各地の姉妹都市・友好都市のほか、アメリカ領事館、米国海軍、外務省など、国内外から多くの来賓が集う盛大な国際交流の場となっていました。
街中では米軍海兵隊員の姿も多く見られ、市内の商店や飲食店の中には、アメリカ文化を取り入れた工夫が見られ、市民の皆さんが気さくに外国の方々と交流する姿からも、地域ぐるみで国際化が進んでいる様子でした。
今回の訪問では、市長や市議会議員によるトップ交流に加え、将来を担う中高生による「青少年交流」も目的の一つでした。参加した生徒の皆さんは、吉田松陰先生ゆかりの地を巡るとともに、下田市の高校生やアメリカからの留学生との交流を通じて、多くの学びや刺激を得ている様子でした。
最終日には、コンサート会場において萩市の生徒たちが市民の皆さんの前で堂々とした演奏を披露しました。今回初めて取り組んだマーチングバンドも、最後まで全力で演奏に臨み、その姿からは訪問団の一員としての使命感や大きな成長を感じることができました。
また、「物産交流」として黒船祭の会場に出展した萩市の物産ブースには、あいにくの天候にもかかわらず多くの方にお立ち寄りいただき、萩の伝統工芸品や農水産加工品などをご紹介することができました。
今回の訪問を通じて、姉妹都市としての絆をさらに深めるとともに、未来を担う若い世代の交流と成長の場となりました。
問合せ:企画政策課
【電話】25-3342