くらし 要約筆記をご存じですか?

聴覚障害者のコミュニケーション手段として、手・指・顔の動きや表情を使って表現する手話、口の動きなどで相手が発している言葉を読み取る読話(どくわ)などがあります。
その中で、話し言葉を文字に変えて支援を行う、要約筆記について紹介します。

■要約筆記って何?
聴覚障害者に対して、話し言葉を文字に変えて情報を伝える方法です。その場で話している内容を瞬時に文字にして伝えますが、話すスピードは書くスピードより速いため、話の内容を要約して伝えます。
要約筆記には手書き要約筆記とパソコン要約筆記があります。手書き要約筆記は利用者の隣で手元の紙に内容を書いて情報を伝えます。パソコン要約筆記は2~4人でチームを組んで内容をその場で文字にし、スクリーンなどに映して情報を伝えます。

■どんな活動をしているの?
病院や買い物、役所での手続き、学校参観、講演会や会議など、さまざまな場面で手書きまたはパソコンによる要約筆記を行っています。多くの人に情報を伝える場合は、パソコン要約筆記を行います。

■利用したいときはどうすればいいの?
障害者支援課または岩国市社会福祉協議会に申し込みください。

■要約筆記者になるには?
毎年4月から要約筆記者養成講座(パソコン要約筆記)を開講しています。半年の講座を受講した後、全国統一要約筆記者認定試験に合格することで、要約筆記者になることができます。
市内では、市民活動団体の「要約筆記いわくに」が活動しており、定期的に要約筆記に関する研修会を行うなど、会員相互の交流やスキルアップを図っています。

◇「じんけんフェスタinいわくに」で行っているパソコン要約
筆記要約筆記者が、会場の音声を要約してパソコンに入力した文章を、会場のスクリーンに表示している
「舞台の横で文字の入力をしています」

◆要約筆記者養成講座の受講生を募集しています
対象:市内に在住または勤務している18歳以上の人で、講座終了後に全国統一要約筆記者認定試験を受けることができる人
日時:4月12日(土)~10月11日(土)の指定する土曜(全17回)9時30分~16時
場所:市民文化会館、川下防災備蓄センター
定員:10人程度(先着順)
内容:パソコンによる要約筆記に必要な基礎知識・基礎技術を学ぶ
料金:4千円(テキスト代)
持参品:ノートパソコン(持っている人のみ)
募集期間:3月28日(金)まで
申し込み:住所、氏名(ふりがな)、連絡先を電話、ファクスまたはEメールで、障害者支援課へ

問合せ:障害者支援課
【電話】29-2522【FAX】22-2814【メール】[email protected]

*****
問合せ:障害者支援課
【電話】29-2522