- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県岩国市
- 広報紙名 : 広報いわくに 令和7年10月1日号
今年は、現在の岩国の基礎を築いた吉川広家公の没後400年の節目の年です。
あらためてその功績に感謝し、記念するとともに、次の世代に継承していくため官民が連携し、さまざまなイベントを開催しています。
■吉川広家公の功績
初代岩国領主の吉川広家公は1561年、吉川元春公の三男として生まれました。戦国大名として有名な毛利元就は祖父にあたります。
広家公は、1600年の関ケ原の戦いの際、本家である毛利氏の存続のため、徳川家康との交渉に奔走しました。
関ケ原の戦いの後、広家公は岩国へ移り、城山に岩国城を築城するとともに、横山・錦見・川西・今津に城下町の機能を配置しました。城下町の建設に際しては、錦川の支流を現在の川筋に付け替えるなど、大規模な河川工事を行うことにより、多くの家臣や町人が住むことができる土地を形成しています。また、後に江戸時代を通じて行われる干拓事業に着手し、家中法度を整備するなど、内政に力を注ぎました。
1623年に通津の隠居所へ移り、1625年に死去しますが、三方を山に囲まれ、残りの一方が海を臨む景色が鎌倉に似ているとして、通津の地を気に入っていたと伝えられています。
広家公のこれらの功績によって、現在の岩国市の発展につながる基礎が築かれたと言えるでしょう。
■関連イベント
※休館日など詳細は、各施設に問い合わせてください

■関連グッズの紹介
・岩国人物伝5・6
吉川広家公、吉川経家公の生涯を漫画と解説により紹介する小冊子で、10月5日(日)から販売予定です。(各200円)
・吉川氏歴代当主花押(かおう)シール(200円)
・吉川広家花押トートバッグ(800円)
・吉川広家付箋(300円)
販売場所:岩国徴古館
【電話】41-0452
※全て税込み価格
問合せ:
・文化財課【電話】29-5098
・観光振興課【電話】29-5116
