- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県長門市
- 広報紙名 : 長門市広報 知っちょこ 令和7年9月号
〜令和6年度長門市住民満足度調査から〜
長門市民の「観光」に対する気持ちは——想像以上に熱かった。
令和7年1月に実施した住民満足度調査では、長門市観光の魅力や効果について市民291人のリアルな声が集まりました。その結果には、「観光を支えるまち」の手応えと、未来への希望がにじんでいました。
■市民の7割が「観光に魅力がある」
「長門市の観光に魅力を感じるか」という問いには、「魅力がある」「大変魅力がある」と答えた人が67%と多数を占めました。
昨年より若干の変動はあったものの、「魅力的な観光地」としての認知は着実に定着していることが分かります。
■観光が「経済的によい影響」を与えている
さらに注目すべきは、観光が地域にもたらす影響です。
観光によって「経済的によい影響」を感じている人は57.5%
※「非常に感じている」「感じている」「やや感じている」の合計値
この数値は、山口県全体(45.5%)を10ポイント以上上回る結果となっています。
■「誇り」「よろこび」を生む観光
観光客の来訪に「誇り」や「よろこび」を感じている市民は、なんと77.8%。中国・四国のせとうち7県中でも20ポイント以上上回るトップ水準。観光は、もはや「外から来るもの」ではなく、市民一人ひとりの「まちへの誇り」として根付いていることが見えてきました。
■85%の市民が「観光客に来てほしい」と思っている
観光客に対する気持ちにも変化がありました。コロナ禍を経た現在、85%の市民が「観光客に来てほしい」と回答しています。「どちらともいえない」「来てほしくない」との回答は減少傾向にあり、「共に観光を育てていこう」という空気が醸成されつつあります。
■観光に期待されていることは
今後、観光に期待する効果についての質問では、左記のような結果が得られました。
これは、市民が観光を「まちづくりの要」として捉えている証と言えるでしょう。
■市民が主役のまちづくりへ
「観光はプロだけのものじゃない」
今回の調査後に行ったスタッフ座談会でも、こんな声が多く聞かれました。観光は一部の人だけが担うものではなく、地域に暮らすすべての人が「観光の担い手」であり「語り部」でもあるという意識の芽生えが感じられました。
長門市が進めている「やさしさを奏でるまち」づくり。その真ん中には、市民が観光とともに歩む姿が、確かに存在しています。
◇調査を終えて
長門市では観光が定着・深化し、経済だけでなく暮らしや地域の絆にも影響を与え始めています。
長門市観光コンベンション協会は、非営利団体として観光を通じて域外から資金を呼び込み、市民生活の質の向上を目指しています。
住む人にも訪れる人にも心地よいまちへ——次の旅の主役は、あなたかもしれません。
観光情報は「ななび」から【HP】https://nanavi.jp
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問い合わせ:長門市観光コンベンション協会
【電話】27-0074