イベント お礼のことば

これまでの二十年間、私たちは多くの人に支えられ、成長してきました。時には厳しく、時には優しく、指導してくださった先生方、いつも温かく見守ってくださった地域の皆さま、どんな時も心に寄り添ってくれた家族、皆さま方に心より感謝いたします。
私は現在、東京の大学に通いながら一人暮らしをしています。東京という慣れない環境での多くの人たちとの交流が、今まで私の中になかった新しい価値観や考え方を生み、私自身の成長を感じる日々が続いています。しかし、東京で暮らすことに寂しさを感じることも多々あります。だから今、こうして皆さんの顔を見ることができて、とても安心しています。そして今一度、和木町の温かさを感じることができてうれしく思っています。
さて、本日はこの場をお借りして、皆さんに伝えたいことがあります。それは、「後悔」しない選択をしてほしいということです。私は昨年、一生忘れることのない「後悔」を経験しました。「あの時こうしていればよかった」「こうするべきだった」というような思いはもうしたくありませんし、皆さんにもしてほしくありません。
「後悔先に立たず」、迷っているなら行動しましょう。では、私は後悔を繰り返す前に、今まで恥ずかしくて言えなかった感謝の言葉を伝えたいと思います。「母さん、たくさん迷惑かけてごめん、そしてここまで育ててくれてありがとう。これからの人生をかけて恩返しをしていくので、これからの私の人生に期待していてください。」
今、自分の身近にいる人がこれからもずっとそばにいてくれるとは限りません。伝えることができるうちに、自分の思いを、感謝を、ぜひ大切な人に伝えてほしいです。
これからの人生の中で辛いこと、苦しいこと、逃げ出したくなること、たくさんあると思います。そんな時は、ここにいるかけがえのない仲間を頼り、ともに乗り越えていきましょう。
まだまだ未熟な私たちではありますが、これからも変わらぬ温かいご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、お礼のことばとさせていただきます。
(一部抜粋)