くらし 住みたい、住み続けたいまちづくり 令和7年度平生町の予算

一般会計 歳入歳出総額 64億1,600万円

第五次平生町総合計画の5年目であり、将来像である「自然豊かな活気あふれる 幸せのまち 平生」の実現に向けて、計画に位置付けた基本目標の施策を着実に推進していきます。総合計画の基本目標とともに、子ども・子育て政策の推進、地域資源を活用した地域ブランド戦略、地域防災力の強化を重点施策事業と位置づけ、予算編成を行いました。

◆一般会計の主な特徴
一般会計の予算規模は、64億1600万円で対前年度比3億8000万円、6・3%増加しています。体育館整備事業費や防災公園等整備事業費の増額が、増加の主な要因です。
歳入の町税では、主に町民税および固定資産税の増額により、全体では対前年度比1804万円、1・4%の増加を見込んでいます。また、地域が抱える多様なニーズや諸課題の解決に向けた財政需要に対応するため、財政基金から2億2983万4千円を繰り入れます。
主な事業として、子ども・子育て政策の推進では、子育て世帯の家計負担軽減を図るため、小中学校の給食費を無償化します。また、こどもの居場所づくりを推進するため、こども食堂の開設等を助成します。
地域資源を活用した地域ブランド戦略では、引き続きイタリアをテーマとしたまちづくり『イタリアーノひらお』を推進することとし、平生産オリーブオイルの販売を開始するほか、シティプロモーション事業による関係人口の創出を図ります。
地域防災力の強化では、防災用モビリティトイレを導入し、相互派遣ネットワークへ参加することで、災害時のトイレ問題を解消します。また、備蓄品を大幅に拡充するほか、被災者の生活支援機能を備えた防災公園および大型備蓄倉庫、災害時応援職員の受入施設等の一体的な整備を進めます。
そのほか、合併70周年を記念して、各分野における功労者を表彰します。

◆特別会計の主な特徴
国民健康保険事業および介護保険事業では保険給付費が減少し、後期高齢者医療事業では医療給付費が増加する見込みです。
特別会計全体では、対前年度比1億6930万6千円の減少、一般会計からの繰入金は1523万5千円減少しています。

◆企業会計の主な特徴
下水道事業会計の予算規模は11億2260万5千円で、対前年度比2454万5千円の減少、一般会計からの繰入金は985万7千円減少しています。

●用語解説
▽歳入
・町税…町民税や固定資産税などの税金
・繰入金…町の貯金(基金)を取り崩して使うお金
・諸収入…延滞金やその他諸々のお金
・地方交付税…使い道について制限を受けない国が交付するお金
・国庫支出金・県支出金…特定の事業に充てるために国や県から交付されるお金
・町債…資金調達のための借入金
・地方消費税交付金…消費税のうち、地方税である税収分として町に配分されるお金

▽歳出(目的別)
・民生費…高齢者や障がい者、児童などの福祉向上
・総務費…総務企画、財政、町税の賦課徴収、戸籍事務、選挙事務など
・土木費…道路、公園、河川の整備など
・衛生費…保健衛生、環境保全、ごみ処理など
・教育費…小中学校の管理運営、生涯学習など
・公債費…借り入れた町債の返済
・消防費…消防、防災対策など
・農林水産業費…農林水産業の振興、土地改良など
・議会費…議会運営
・商工費…商工業の振興、観光など
・労働費…労働者の福祉向上など

▽歳出(性質別)
・人件費…職員の給料や手当、議員の報酬など
・扶助費…福祉や医療に関する障がい者の支援、児童手当など
・公債費…町債を返済する元利償還金等
・普通建設事業費等…道路や公園、学校、保育園の建設および災害復旧など
・物件費…旅費や消耗品費、光熱水費、施設管理の委託料など
・補助費等…各種団体に対する補助金や企業会計・一部事務組合への負担金など
・繰出金…一般会計から特別会計への支出金