- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県平生町
- 広報紙名 : 広報ひらお 令和7年(2025年)9月号 No.1361
『ひらおのこれからを考える』
~まちづくり、地域づくり、学校づくりを通して~
学校・家庭・地域が連携・協働して、子どもたちの学びや育ちを地域ぐるみで支援するための組織として地域協育ネット運営委員会があります。各学校の校長先生や学校運営協議会長、学校と地域をつなぐ地域学校協働活動推進員・地域コーディネーター、コミュニティ協議会員等で構成されています。
平生町の教育では、子どもたちの日々のめざす姿として「がんばり」(自学・自立)と「優しさ」(協働・思いやり)を発揮する子どもを掲げ、将来を生きていく力の育成を目指しています。しかし、18歳(成人時)や15歳(義務教育段階修了時)などの節目の時期の子どもたちのめざす姿は決まっていませんでした。そこで、昨年度行われた地域協育ネット運営委員会では、地域の方や平生中学校と熊毛南高校の生徒と一緒に熟議を行い、18歳のめざす姿「平生から未来が語れる人」と15歳のめざす姿「『ひらお』と『自分』を誇れる人~ふるさと平生の「ひと」「もの」「こと」を愛し、平生に愛される「自分」へ~」を決めました。
そして、今年度はその姿の実現に向けて、7月23日に熟議を行いました。中高校生だけでなく、小学生も参加して「15歳のめざす姿を受けて、今、私たちにできること」をテーマに地域の方と小中高生が「ひらおを誇れる」「自分を誇れる」の2つの事について意見を出し合いました。話し合いの結果、大きく学校・家庭・地域が連携して、誇れる町や自分をつくっていくこと、そのためには、人と人のつながりによる温かいまちづくりや今ある自然を生かした地域づくりをしていくことが大切であるという意見が出ました。
熟議後の感想の発表では、中学生がこれからの平生町のまちづくりについて、このような熟議の場で、地域の方と一緒に話し合いをしたいと語ってくれました。次年度は、今年度の熟議を踏まえながら、「平生町のまちづくり」について熟議をする予定です。
教育委員会