- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県上板町
- 広報紙名 : 広報かみいた 令和7年6月1日号 第324号
コンポストは、プラスチック製の容器で大きなバケツをひっくり返したような形をしています。畑や庭の土の上に設置し、土中の微生物の働きで生ごみや枯葉などを堆肥にしましょう。
■(1)コンポストを設置する
なるべく日当たりや水はけ、風通しの良い場所を選びましょう。
深さ20cm〜30cm程の穴を掘り、コンポストを地中10cm位に設置します。
容器の周りはしっかりと土をかぶせて踏み固めます。
・深く掘ると生ごみがたくさん入ります
・容器の周りにしっかりと土をかぶせることで、虫の侵入や猫ネズミ等のほじくり、風などによる転倒を防ぎます
■(2)床を作る
容器の底に枯葉や枯草を敷いて床を作ります。
・米ぬかを入れると、さらに微生物の活動が活発になり、発酵が促進されます
■(3)生ごみを入れる
水分をよく切った生ごみをコンポストに入れます。
この時、スコップ一杯程の土を入れ、よく混ぜ込んでください。生ごみ投入後、乾いた土で覆っておくと悪臭や虫発生の防止に効果があります。
※殺虫剤は使わないでください
生ごみの投入を容器がいっぱいになるまで繰り返したら、中身が完熟するまで、投入をやめます。
完熟には、季節や投入したものにもよりますが数週間から1か月ほどかかります。
◇発酵分解を促進するポイント
・大きなものは細かくしてから入れること
・水分の多いものは水気をよく切ること
・野菜くず等は新鮮なうちに入れること
・米ぬかや発酵促進剤を入れること
入れて良いもの:野菜くず・残飯・卵の殻・茶がら・コーヒーかす・枯葉・枯草
入れてはいけないもの:腐った生ごみ・タバコ・肉類、魚類・油もの・タマネギの皮
・堆肥が完熟してくると投入物にかかわらず色が黒くなりカビ臭くなります
・水分が多い場合は、枯葉や枯草、乾燥した土などを混ぜて調整してください。
■(4)堆肥として使う
容器がいっぱいになったら容器を引き上げ、上部の未発酵の生ごみは移し替えたコンポストに再投入します。
発酵した生ごみは、庭などの土と混ぜて1か月ほどおくと良い堆肥ができます。家庭菜園やガーデニングの肥料としてご活用ください。