- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県
- 広報紙名 : みんなの県政 THE かがわ 令和7年4月号
■令和6年度 第3回 ONE STEP TOGETHER 県政知事トーク
「芸術士活動」や「さぬきマルシェinサンポート」など、人と地域づくりを支えるさまざまな活動を行っているNPO法人アーキペラゴの皆さんと意見交換を行いました。
◯芸術士活動について
・2009年から子どもたちのフィールドの中にアーティストが出向く芸術士事業を始めた。県内の幼稚園や保育所などに年間を通して芸術士を派遣しており、現在、回数にして年間2000回以上、毎日どこかで芸術士が子どもたちと活動を展開している。
・芸術士活動の一番大事なところは常に子どもを中心に、失敗も含めていろいろな体験をさせ、生きる力をつけることで自己肯定感を高め、非認知能力を伸ばすことだと考えている。
・壁にぶつかったときにへこたれない発想力や失敗から学んで挑戦する粘り強さ、人とコミュニケーションが取れるといった非認知能力は、幼少期にさまざまな経験からたくさんのことを吸収することによって構築されていく。
・昔は外で近所の子どもたちと駆け回り遊んで、近所の人に教えられたり、褒められたり、叱られたりしながら育まれてきたものが、今の子どもたちの環境の中ではなかなか難しい。そこを芸術士活動のいろいろな遊びを通して育んでいけると考えている。
◯さぬきマルシェinサンポートについて
・当初県が主催していた「さぬきマルシェinサンポート」を2013年から運営している。店舗数などを増やすために開催頻度をいろいろ試して、現在は月1回の開催としている。
・さぬきマルシェは県産品をPRする場であるため、PRができているかという点や、どうしたら売り上げが上がるのかといったことも含めて、全出店者のサポートを行っている。最近では来場者数や店舗数も増えて、今年度は平均すると約60店舗の出店となっている。その中で農家と加工ができる出店者をつなぎ合わせて新商品を開発したり、出店者同士でコラボ商品を作ったりといったことも増えてきている。
・サンポート周辺もいろいろな建物やプロムナードができるということで、それらを活用してこれからもマルシェを大きく広げていきたい。
◯知事から
・香川は歴史的にもそうだが、芸術が好きな人が多くて裾野が広いと感じる。それを次世代を担う子どもたちに広げていただいていることは非常に大きなことで、10年、20年後の香川の力になると思う。
・月の市のように決まった日に何かをやるということは、すごくいい街の財産になると思っている。引き続きよろしくお願いしたい。
◎意見交換会の詳細はこちら
※詳細は広報紙15ページの二次元コードをご覧ください。