- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県丸亀市
- 広報紙名 : 広報まるがめ 令和7年9月号
■会場作品
[ho01]石井章
Vertrek「出航」
2013
日本で初めて太平洋を往復した咸臨丸(かんりんまる)。塩飽(しわく)水軍として名を馳(は)せた者たちが乗組員として活躍した。これを顕彰し帆を上げる咸臨丸の彫刻を設置。
[ho05]村尾かずこ
漆喰・鏝絵かんばんプロジェクト
2013
本島に伝わる年中行事や名所、言い伝えや昔話をもとに制作した。島がにぎわっていたころの様子を図案化し、店や民家の軒先でその場所にちなんだ島の風情を味わえる。
[ho06]眞壁陸二
咸臨の家
2016
咸臨丸水夫(すいふ)の生家を舞台に、屋外には壁画を、室内の床には水鏡を設置。船上の平等を意味する「咸臨」は、価値観や文化などの違いを認め合うことを表現している。
[ho10]ツェ・スーメイ
Moony Tunes
2016
大坂城石垣にも使われた本島の石を用いて、潮の満ち引きを作る“月”を表現した空間で、宇宙との関わりを表す。
[ho12]アリシア・クヴァーデ
レボリューション/ワールドラインズ
2019
塩飽大工の建てた伝統的建物で、実像と虚像が交差する独自の世界を表現する。本島の石を使って惑星の軌道をイメージさせる作品。鑑賞者が作品を周回することで、作品と一体感を生み出す。
[ho13]アレクサンドル・ポノマリョフ
水の下の空
2016
砂で作られたように見える船は、かつて瀬戸内を行き交った和船に似ており、海辺の風でゆったりと揺れる。船底には、古い網やロープがもつれ合う幻想的な作品。
[ho14]藤原史江
無二の視点から
2022
石切り場にあった石を用いて、石の視点から見た風景を描く。石たちが文字どおり身を粉にして、自らの色と硬さで描いた瀬戸内の現在が黒いサンドペーパーの上に現れる。描画によって擦り減った石も同時に展示され、瀬戸内で産出される多様な石の個性も楽しむことができる。
[ho15]川島大幸
SETOUCHI STONE LAB
2022
備讃瀬戸に特徴的な石切り場の遺構やこの地域で育まれた石切りの技術、そこから派生した産業や生活文化から着想を得て、デジタル技術と伝統的な石彫技術を用いて複数点の作品を制作し、笠島まち並保存地区内にある旧家に設置する。
[ho18]丸亀市猪熊弦一郎
現代美術館
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館企画展「大竹伸朗展 網膜」詳しくはMIMOCAホームページまで。
[ho19]ジャッガイ・シリブート
ディスパッチ
2025[NEW]
「喪失と再生」をテーマに幟(のぼり)のような大きなタペストリーを制作。素材は島民から集めた衣服などで、作家からの問いに対する島民のメッセージが作家の手刺繍によって施されている。
[ho20]コタケマン
うみのえまつり
2025[NEW]
作家は海、島、土地、人、祭り、伝統についてリサーチし、島民を巻き込んで、場所と行為に色をつけ、自然にもまれながら大きな絵を描く。
[ho21]エカテリーナ・ムロムツェワ
House of Shadows(影の家)
2025[NEW]
様々なオブジェが回転し、布や紙の上に影を作り、その影と連動して島にまつわる夢想的なサウンドが響く。集合的な明晰夢(めいせきむ)としての空間をつくり出す。
[st04-2]筧康明
Echoes as Air Flows
2025[NEW]
(夏会期の志度・津田エリアに設置した呼応作品)鑑賞者が吹き込む息や周囲の風に反応するモジュールを並べたインタラクティブインスタレーションと、吹き込んだ息が画面を通じて、志度・津田エリアなどの遠隔地に届くネットワークインスタレーションで構成されている。
※詳細は本誌P.2~P.3をご覧ください。
問い合わせ:まなび文化課
【電話】24-8822