- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県丸亀市
- 広報紙名 : 広報まるがめ 令和7年10月号
■外してみよう心の「色眼鏡」
10月1日は「メガネの日」。
10月1日を“1001”と表記すると、両端の“1”が「メガネのツル」で、内側の“0”が「レンズ」に見立てられ、メガネの形を表しているとして「メガネの日」が制定されました。
自分自身を含め、家族や友人、職場の同僚など、多くの人がメガネを着用しており、メガネがないと生活に支障が出るという人もいます。しかし、メガネをかけているからといって、相手への接し方が変わることはありません。
ところが、それが“メガネ”から“車椅子”に変わるとどうでしょうか。メガネと車椅子のどちらも「それがなければ生活に支障が出てしまう」という点は共通していますが、“車椅子”を利用している人を見ると、「何かしてあげないといけないのではないか」、「どう接していいか分からない」などと考えてしまう人がいるようです。
では、なぜメガネと車椅子で見方が変わってしまうのでしょうか。その一因として、日常生活の中で車椅子を利用している人をあまり見かけないことから、「障がい者」というフィルターを通して捉えてしまい、「何かしてあげないといけない」という先入観を抱いてしまう傾向があることが挙げられます。
車椅子に限らず、白杖(はくじょう)や補聴器などを利用し、自立した日常生活を送っている人に対して、周囲の手助けが必要な場面は数多くあると思いますが、「何でもしてあげないといけない」ということではありません。どんな手助けが必要なのかは、コミュニケーションを取ることを心掛けていれば、自然と相手のことを理解し、障がいに対する“色眼鏡”は外れていくのかもしれません。
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