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■丸亀市市制施行20周年記念シンポジウム「夢を叶える ~未来を描く、わたしの一歩~」開催
市制施行20周年を記念し、8月24日、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で「夢を叶える~未来を描く、わたしの一歩~」と題したシンポジウムを開催しました。会場には約170人の市民らが集まり、熱気に包まれたひとときとなりました。
前半では、映画『ビリギャル』のモデルとして知られる小林さやかさんと、彼女の恩師・坪田信貴さんが登壇。当時の出会いを振り返りながら、小林さんが1年で偏差値を40上げて慶應義塾大学に現役合格した実体験をもとに、好奇心を持つことの大切さや自分を信じてくれる人を信じる力、そしてモチベーションを保つための工夫などを語りました。
また、参加者から「やりたいことが多すぎて、一つに集中すべきか、それとも並行して続けるべきか」の質問に対して、坪田さんは「どちらも100%で頑張って。死ぬ気で何かをやり抜いた経験こそが、一生の宝物になる」と力強いメッセージを送りました。
後半は、市長と、さぬき広島に移住し地域に根ざした活動を続ける佐々原悠馬さんが加わり、パネルディスカッションを実施。「丸亀市がこうなったらいいな」というテーマのもと、それぞれの視点で市の未来について語り合いました。
佐々原さんは「一人ひとりが自分らしく挑戦できるまちに。そのためには、自分たちがどう変えていくかという意識が大切」と話し、坪田さんは「リーダーによってまちは変わる。温かな視点で若者の挑戦を支えてほしい」と提言。市長は「若い世代の声も積極的に取り入れたまちづくりを進めていきたい」と応じました。一方で、小林さんは「大人がイキイキと輝いていれば、子どもたちも自然と夢や目標を持ちやすくなる」と語りました。
参加者からは「勇気をもらった」「自分も何かに挑戦してみたい」といった声が寄せられ、市民の声が未来のまちづくりに生かされる、夢と希望に満ちたシンポジウムとなりました。

主催:
・丸亀市
・一般財団法人自治総合センター
後援:総務省

■小学生が市長にインタビュー 聞いて、伝えて、新聞づくりに挑戦
8月27日、市内の小学生5人が、市長へのインタビューを通して新聞づくりに挑戦しました。この企画は、子ども写真教室を運営するhanamarufilmが、子どもたちの“聞く力”と“伝える力”を育もうと初めて実施したもの。質問づくりから取材、記事作成、レイアウトまでを一貫して体験しました。
この日、少し緊張した様子で市長応接室に集まった子ども記者たち。インタビューが始まると、「なぜ市長になろうと思ったの?」「市長になって、1番難しいと思ったことは?」といった素朴な疑問から、「丸亀城はいつくらいに直るの?直すためのお金は足りているの?」といった石垣修復に関する質問まで次々と飛び出しました。市長は、子どもたちの真剣なまなざしを受け止め、笑顔で丁寧に応えました。
その後はマルタスで新聞づくりに挑戦。写真や取材メモをもとに、新聞や雑誌を参考にアイデアを出し合い、パソコンを使って写真の配置やレイアウトを工夫しながら仕上げていきました。子どもたちは、「とても緊張した。市長さんに聞きたいことが聞けてよかった」「写真選びやレイアウトが難しかったけれど、楽しかった」と、達成感に満ちた表情で話しました。学校の垣根を越え、いつもとは違う学びに触れた特別な時間となりました。
完成した新聞は、10月中旬にマルタスや各コミュニティセンターに配布予定です。