くらし 認知症と共に自分らしく生きる~人生100年時代~

■人生100年時代 誰もが考えたい認知症のこと
令和7年8月1日時点で、市内の高齢化率(65歳以上)は約37%で、今後は4人に1人が75歳以上になると予想されています。認知症は他人事ではなく、誰にでも起こりうるものです。

■認知症になっても自分らしく
認知症になると、記憶力や判断力に変化が生じ、これまで出来ていたことが難しくなるかもしれません。しかし、『不便』ではあっても『不幸』になったわけではありません。
認知症になっても、本人が『今出来ること』を続けられるように、本人の思いや生活を尊重し、支えていけるまちにしていきませんか。

■『新しい認知症観』ってなあに?
認知症になっても、何もかもが出来なくなるわけではなく、喜怒哀楽や自尊心もあります。「認知症は何も出来ない」という固定観念を見直し、本人は、希望と尊厳を持って『出来ること』に目を向けながら、その人らしく生活できるという考え方です。

◇本人の意思や気持ちを尊重
支援者は、本人の話に耳を傾け、選択や判断する機会を確保することが求められます。表情や行動に込められた思いを尊重しましょう。

◇その人らしさは、変わらない
記憶や判断力に変化があっても、本人の価値観や感情、好みは尊重されるべきで、誰もが自分らしく暮らす権利があります。

◇地域や社会全体で支え合う
認知症になっても安心して暮らせるまちをつくるためには、家族だけでなく、地域や医療・福祉関係者、行政など、社会全体の連携が欠かせません。

◇『出来ること』を生かす支援を
介護や支援は、『出来ないこと』を補うだけでなく、『出来ること』を引き出し維持させることが大切です。
小さな役割や日常の習慣が生きがいにつながります。

■認知症への理解を深めるために講演会を開催しました(6/28)
認知症に対する漠然とした不安に寄り添うため、西香川病院の大塚 智丈(ともたけ)院長が、『認知症になってもあきらめない~自分らしく生きる~』をテーマに講演しました。
講演会後のアンケートでは、「認知症は怖い病気ではない」や「認知症になっても何も出来なくなるわけではない」など、参加者の意識に変化が見られました。

問い合わせ:地域包括支援センター
【電話】73・3021

■認知症サポーター養成講座(要予約)
認知症について正しい知識を持ち、温かく見守る『認知症サポーター』になりませんか?
周りの理解や支えが、認知症の進行を抑えます。

※どの会場も同じ内容です。

定員:各会場20人
※受講者に、市電子地域通貨「Mito Pay(ミトペイ)」ポイントを100ポイントプレゼントします。

■任意後見(こうけん)制度を知るセミナー(要予約)
『任意後見制度』とは、もしものときに備えて、信頼できる人に自分の生活や財産管理を託す仕組みです。
将来への不安を解消し、安心して暮らすための知識を学びませんか?
日時:9月20日(土)午前9時30分~11時45分
場所:みとよ未来創造館
定員:30人
講師:司法書士 齊藤 信也(しんや)氏
その他:エンディングノートの書き方セミナーも行います。
※市オリジナルノートを配布します。

■もの忘れ相談会(要予約)
認知症について正しく理解し、早期発見・早期対応のための相談窓口です。ひとりで抱え込まず、相談にお越しください。相談の秘密は守られます。
橋本病院と西香川病院の相談員が相談に応じます。
日時:9月10日(水)午後2時~3時
場所:山本庁舎
※希望者多数の場合は、お待ちいただくことがあります。

■つなぐ会
もの忘れが気になる本人と家族の交流会です。
自らの体験や希望、必要としていることを語り合い、自分たちのこれからのよりよい暮らしや、暮らしやすい地域の在り方を一緒に話しませんか。
日時:9月25日(木)午後2時~4時
場所:みとよ未来創造館

毎月の開催は、広報みとよの『おたっしゃだより』でチェックしてね!

申し込み・問い合わせ:地域包括支援センター
【電話】73–3021