くらし にいはま市議会だよりvol.134(3)

■予算特別委員会審査内容
令和7年度当初予算について、予算特別委員会を設置し、3月12日(水)から3月14日(金)まで3日間にわたり審査を行いました。主な審査内容は次の通りです。

◎一般会計 534億1千583万6千円
▽総合文化施設管理運営費 2億4千934万5千円
問:大きく増加している理由は何ですか?
答:指定管理業務の追加に伴い、これまで総合文化施設充実費に計上していた展覧会開催に係る費用などの美術館経費が本事業に含まれたこと、指定管理者が館長を配置することによる館長人件費、消費税などを除く支出額の7%を利益相当額とする一般管理費に加え、物価や人件費の高騰により、これまでの経費についても価格が上昇することなどが、指定管理料増加の要因となっています。

▽消防指令システム更新事業 2億3千17万5千円
問:費用としては妥当な金額ですか?
答:消防指令システムは、約10年の保守耐用期間の中間年となる5年目に、中間更新として指令装置、システムサーバーなど主要機器の更新を行う必要があります。2028年に3市共同運用による消防指令センターを設置することを考慮し、設備業者側と協議して可能な限り費用を抑えており、金額としては妥当と判断しています。
問:次回の更新計画はどのようになっていますか?
答:2028年の3市での愛媛東予東部消防指令センター設置に併せて、全面更新する予定です。

▽参議院議員選挙費 4千987万4千円
問:投票率向上のために予定している取り組みはありますか?
答:投票日当日の移動支援やSNSなどを活用した情報発信、新居浜市明るい選挙推進協議会と連携した市内商業施設での街頭啓発を行うとともに、引き続きイオンモール新居浜での期日前投票所を開設します。また、投票率向上のためには、政治・選挙を「自分にとって身近なもの」と感じてもらうことが重要であるため、高校生や専門学校生などを対象にした選挙啓発講座の開催や、選挙時における選挙公報の送付を予定しています。

▽サポートルーム活用事業費 606万5千円
問:今後の設置計画はどのようになっていますか?
答:現在、国の事業を活用して、中萩中学校にサポートルームを設置しており、令和7年度に1校増設する予定です。今後は、この両校の成果を踏まえ、その成果を市内の中学校に共有することで、現状を改めて把握し、拡大についても成果の検証の中で検討します。
問:対象となる生徒はどのように判断するのですか?
答:登校できるものの教室に入りづらくなっている生徒、欠席日数が増えつつある生徒、すでに不登校の状態にあるが登校に向けた意思がある生徒などに対し、担任や学年主任などが、本人や保護者などと話し合いながら決定します。

▽多胎妊産婦サポーター派遣事業費 148万8千円
問:どのような人が支援員となりますか?
答:支援員は、子供の生育に関し知識と育児の経験を持つ保育士や、保健師、助産師、看護師、基本的な介護技術や医療知識を持つ訪問介護員のほか、資格は有していないが子育て経験が豊富で、子育てサポートに関する研修を修了した人を予定しています。
問:サポートの時間はどのくらいですか?
答:1回当たり2時間まで、通院介助の場合は1回当たり4時間までを予定しています。

編集:新居浜市議会

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