くらし まちびと×SDGs vol.89

◆西条の里山でみんなと一緒に「いちくらの森」を育んでいきたい

いちくら里山クラブ 代表
飯尾 卓司(たくじ)さん
新居浜市出身、愛犬と西条市に移住。除草のためヤギを飼い始めたことが縁で動物が増え、令和6年にクラブを設立。里山の魅力をSNSで発信

いちくらの森は、石鎚山系のふもと、加茂川中流沿いに位置する市倉地区に広がる里山。そこで、ポニーやヤギ、羊、犬、猫、ニワトリ、アヒルといったたくさんの動物たちと、みんなで一緒に暮らしています。この里山を訪れる皆さんには、動物たちとの触れ合いや、みんなで育てた野菜の収穫などを体験してもらっています。子どもたちにも好評で、動物たちと触れ合いながら野菜を収穫できる場所は珍しいため、学校で経験できない貴重な体験になっているようです。今後は、ポニーの乗馬や羊の毛刈りなどの牧場体験を増やしていく予定です。また、広大な敷地を生かしたドッグランやカフェなども計画しているところです。
この里山では、動物の育成や野菜を育てる喜びを、訪れる皆さんと一緒に分かち合いたいと思っています。豊かな西条の里山を守ることで、子どもたちが自然に触れ、動物を思いやる豊かな心を育んで、里山の恵みを次の世代につないでいけたら良いですね。