くらし キラリ東温この人なう No.124 地域で輝く人にインタビュー

■愛媛新聞読者の写真 2024年9月 1席
よんでんグループふれあいフォトコンテスト2024 優秀賞
渡壁 拓哉さん
Takuya Watakabe(町東)

「写真は、『今』を記録するもの。同じ瞬間は、二度とないので、目の前の風景を大切にしたい」と話す渡壁拓哉(たくや)さん(45)は、写真を通じて地域の魅力を発信する。大学時代に博物館学芸員資格の実習でフィルム現像を体験し、写真の面白さを感じていた。子どもの七五三をきっかけにカメラに興味を持ち、一眼レフを購入。本格的に撮影を始め、風景や祭りを中心に写真撮影を始めた。転機となったのは、1年前に写真サークル「Photo愛」に参加したこと。交流を通じて刺激を受け、写真コンテストに挑戦。愛媛新聞の読者の写真で1席を受賞し、新聞掲載がきっかけで被写体の人物と繋がる機会を得るなど、写真の持つ人と人を結ぶ力を実感した。渡壁さんが大切にするのは、「人と違う視点を持つこと」。誰もが正面から撮る被写体も、別の角度から捉え、新たな魅力を引き出す。朝から晩まで撮影に没頭するなど、情熱は尽きない。今後の目標は、まだ知られていない市内の撮影スポットを発掘して広めていくことだ。渡壁さんのカメラは、今日も大切な一瞬を切り取る。