くらし 令和7年度 上島町の予算

■島人による上島ならではのまちづくり
住民自らによる、産業・歴史・文化・自然を活かしたまちづくりに向けて

3月に開かれた上島町議会第1回定例会において、令和7年度当初予算が可決されました。一般会計予算は74億4,700万円で、前年度に比べ1億1,500万円増加しました。

◆令和7年度会計別予算と前年度増減比

◆一般会計予算の内訳

◆一般会計予算の推移

◆今年度予算の主な事業
◇上島クリーンセンター基幹的設備改良事業(継続) 5億1,751万円
上島クリーンセンターは、平成20年3月に竣工し、供用開始から14年以上を経過したことから、令和4年度に策定した長寿命化計画に基づき、本施設の老朽化した基幹的設備の更新や改良を行うことにより、令和22年度まで延命化を図るものです。

◇脱炭素事業(継続拡充) 1億7,887万円
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、環境負荷の少ないエネルギー利用を促進し、温室効果ガス排出削減を目指すため、本町では脱炭素事業として実施します。

◇水産環境整備事業(継続) 1億2,100万円
水産資源の増大と豊かな生態系の維持回復を図ることを目的に魚礁・増殖礁の造成を行います。

◇岩城漁港・篠塚漁港・弓削漁港機能保全事業(継続) 1億1,800万円
地域における水産資源の維持増大並びに水産物の生産および流通機能の強化を図るため、漁港関連施設の整備等を行います。

◇漁港・港湾海岸メンテナンス事業(継続) 7,200万円
国の交付金を受け、港湾・海岸施設長寿命化計画に基づき改修を行い、港湾・海岸施設の延命化を図ります。

◇デマンド交通導入事業(新規) 2,834万円
町内の一部地域においてデマンド交通を導入し、予約制による効率的な運行や需要に応じた乗降場所の設置など、より自由度の高い運行を実現することで、交通弱者の方々の生活の足となる移動手段の確保につなげ、交通利便性の向上を図ります。

◆用語解説
・一般会計
福祉や教育、土木、農林水産や商工観光振興事業など町の基本的な行政運営を行う会計
・特別会計
一般会計とは別に特定の収入支出により経理する会計
・企業会計
独立採算による特定の事業を経理する会計

◇歳入
・自主財源
町税・手数料・使用料・財産収入・寄附金など、町が独自に調達できる財源
・依存財源
地方交付税のほか国や県に依存するかたちで調達する財源
・町税
町民の皆さまから納めていただいた税金
・地方交付税
どの地域でも一定の行政サービスを提供できるよう国から交付されるお金
・国庫支出金
町の事業に対して国から交付されるお金
・県支出金
町の事業に対して県から交付されるお金
・町債
長期にわたって利用する建物や道路の建設工事など町が大きな事業をするために借り入れるお金
・地方譲与税
国が徴収した税金を定められた基準により町へ譲与されるお金

◇歳出
・義務的経費
町の運営で必ず支払わなければならないお金
・投資的経費
施設や道路整備など、生活基盤を整えるために使うお金
・扶助費
社会保障制度の一環として、現金や物品などを支給する費用
・公債費
借入金の返済にかかる費用
・物件費
委託料や消耗品などにかかる費用
・繰出金
一般会計から特別会計等へ繰り出す費用