- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県内子町
- 広報紙名 : 広報uchiko 2025年8月号
■息切れやだるさは、心臓からのSOSかも――
心不全の予防は生活習慣病の予防から
○心臓の健康に目を向けよう
最近、坂道や階段を少し上っただけで苦しくなったり、通勤などの普段通りの運動で疲れを感じたりしていませんか。その息切れやだるさは、心臓からのSOSかもしれません。
8月10日は「健康ハートの日」です。心臓の健康を守る大切さを全国で呼びかけています。毎日休みなく働く心臓を思いやり、自分や家族の健康と生活を見つめ直す時間を作りませんか。
○愛媛で特に多い「心不全」
心不全は、心臓のポンプの働きが低下して息切れやむくみが起こり、悪化すると命を縮める病気です。特に高齢者に多く、近年は高齢化などで心不全患者数が増加傾向にあります。さらに愛媛県では、心疾患で亡くなる人の割合が全国と比べて男女とも高く、対策が課題とされています。
○生活習慣病の予防が大切
心不全の原因は、狭心症や心筋梗塞などの心臓病だけでなく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病も深く関わります。生活習慣病で動脈硬化を引き起こすと、心臓や血管に負担がかかるためです。予防のために、毎年健診を受けて健康状態を把握し、食事や運動などの生活習慣を見直しましょう。
心疾患にかかったことがある人や治療中の人は、定期的に受診して適切に服薬し、体調をコントロールすることが重要です。必要な食事や運動には個人差があるので、日常の注意点を医師に確認しておきましょう。