- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2025年7月号
5月10日(土)、三崎地域で、保育園児や小中高生ら計約230人による合同避難訓練を行いました。訓練では地震発生後、津波警報が発令されたことを想定し、海抜3mの小中学校から1.2km離れた海抜58mの三崎高校まで避難を行いました。
途中、保育所園児と合流し、手をつないで一緒に歩いたり、園児ら数名を乗せたベビーカーを押したりと中学生にできる支援をしました。
「大丈夫?」「もう少し」「頑張ろう」などの声掛けを行い、園児を励ます生徒もいました。汗をかきながら坂道を上っていると高校生たちの応援も加わり、大いに元気付けられました。ようやくたどり着いた高校では、すでにテントや簡易ベッド、トイレなどの避難所設営がされていたり、非常食のおにぎりが配られたりし、災害時のイメージがさらにふくらみました。最後は保護者への引き渡しも行われ、今年で6回目となる訓練を終えました。地元消防団や消防署との連携もあり、訓練の成果が積み上げられています。
学校では、合同避難訓練を通して、子どもたちの声や姿勢が家庭や地域に伝わり、地域一体となった防災意識の高まりと取組につながっていくことを目指します。
また、三崎中学校は今年度、愛媛県学校防災教育実践モデル地域研究事業に指定されてので、中学生による主体的な活動を進め、その成果や課題を広く示していきたいと思います。
伊方町立三崎中学校