子育て 人権の広場

◆「わたしらしく あなたらしく」と「みんなちがって みんないい」
・小学四年

わたしは、十一月に「わたしらしく、あなたらしく」というじゅ業を受けました。四年生に転入生が来て、自分が好きなことが、他の人に変だと思われないかなやんでいるとしたら、どんな声をかけたらよいかという内容でした。そのじゅ業の例として車が好きな女の子やままごとが好きな男の子など、女の子や男の子の好きなものや自分の呼び方や好きなテレビについて考えました。話し合っていると、こんな意見が出ました。
「自分が好きなことなら、そのまま好きでいいんじゃない。女らしく、男らしく、ではなくて、わたしらしく、ぼくらしくで、いいんじゃないかな。」
と。
わたしは、このことを聞いて、前の時間に五年生といっしょにした勉強を思い出しました。五つの詩の中から好きな詩を選んでグループで話し合ったり、「みんなちがってみんないい」という意味を考えたりしました。わたしは、ふだんその言葉を見ているのに「みんなちがってみんないいとはどういうことでしょうか。」と聞かれたときに、すぐに答えられませんでした。そして、改めて考えてみても、何か分かりませんでした。そして、この二つの勉強は何か似ているんじゃないかと思いました。
「わたしらしく、あなたらしく」も「みんなちがってみんないい」もふだん聞いている言葉なのにいざ、「それは、どういうことでしょう。」と聞かれると「どんなことだろう。」と考えてしまいます。そして、そのまま考えずに、終わってしまうので、ずっと意味を知らないままになっていました。わたしはこの言葉の意味を考えてみました。「わたしらしく、あなたらしく」と「みんなちがってみんないい」これらを心の中で言っていると何かが分かるような気がしてきました。そして、わたしは、少し分かったような気がします。「わたしらしく、あなたらしく」は、人とちがっても、自分の考えを周りに伝えて、分かってもらい、自分とちがう人の考えも分かっていけばいいのではないか。「みんなちがってみんないい」は、一人ひとりがちがっていて当たり前で世界の中に同じ人はだれ一人いない。だから相手が自分とちがうからってせめないで、相手と認め合う。わたしはこの二つの言葉の意味をこうだと考えました。これが、わたしの今の考えです。わたしには、まだ知らないことがたくさんあります。いろいろな考えを知るために、もっと人権のことを勉強していきたいです。