- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県鬼北町
- 広報紙名 : 広報きほく 令和7年3月号
■「卒隊が近づいてきました」
協力隊、大村です。この文章をもちまして協力隊として最後の寄稿となります。着任したのは令和4年4月、あっという間の3年間でした。着任した当初は鬼北町について右も左も分かりませんでしたが、今ではかろうじて右と左が分かるくらいになったのではないかと感じています。
協力隊を卒隊してからはきじの養殖、ゆずの栽培などで生計を立てていく予定です。他にも、地域行事にはさまざまな形でかかわりたいと考えていますので、どこかでお会いした際にはお声がけ下さるとうれしいです!
鬼北地域の農協支所の閉鎖など、過疎化による地域力の衰退を感じることも多くなってきました。これから日本の地域がどうなっていくのか、募る不安も大きいですが、私は日本の里山風景が大好きです。自然に囲まれながら穏やかに流れる時間を感じていると、人間も自然の一部、鳥や獣と同じ生き物であるということを思い出させてくれるような気がします。『そんな日本の昔から続く景色を未来に残す。』そのために私ができることをこれからも探し続けたいと思います。
農業は日本の景色と土地、そして食卓を守る、とても誇りのある仕事だと思います。これからは鬼北町の一農家として、引き続き鬼北町の地域おこしに協力したいと思います!よろしくお願いします。
地域おこし協力隊 3年目 大村怜